インドって、こんな国!?

このページは、私がインドで体験したこと、感じたことを雑然と書きつづったものです。

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更新日:
 2008年1月24日

          目 次

 ◎インドの奇病(2007年11月3日)
 ◎インドでサンバー(2004年1月25日)
 ◎インドの航空会社(2003年9月4日)
 ◎インドでゴルフ(2003年9月4日)
 ◎Hyderabadのタクシー事情(2003年8月31日)
 ◎インドのオシッコ事情(2003年8月30日)
 ◎電気のプラグ(2003年6月5日)
 ◎インドの夏とコンビーフ(2003年6月3日)
 ◎食後の粉(2003年3月16日)
 ◎インド買い物事情(2003年3月15日)
 ◎インド人は、知らないことがない(2003年3月15日)
 ◎インドの人の飛行機への持ち込み荷物の多さ(2003年3月15日)
 ◎インドの物乞い事情(2002年11月4日)
 ◎インドのタクシー(2002年11月4日)
 ◎インドのバス(2002年11月4日)
 ◎インドの車(2002年11月4日)
 ◎インドの交通事情2(2002年11月4日)
 ◎インドの交通事情(2002年11月4日)
 ◎インドの人は遠慮がない(2002年10月30日)
 ◎インドの人は本を読まない?(2002年10月30日)
 ◎インドの飛行機事情2(2002年10月30日)
 ◎インドの飛行機事情(2002年10月30日)
 ◎インドの人の水の飲み方(2002年10月30日)
 ◎インディアン・タイム2(2002年10月30日)
 ◎インディアン・タイム1(2002年10月30日)
 ◎インドへの飛行機(2002年10月30日)
 ◎インドの電気事情(2002年10月30日)




◎インドの奇病(2007年11月3日)
 インドで謎の奇病にかかっていたのですが、無事に治ったので、そのことを書いてみます。2003年頃だと思いますが、インドのHyderabadで打合せをしていた際、インド現地の会社の事務所で便所に行ったのです。その便所はインドではごく普通のスタイルで、日本でいう和式便所のような便器があり(いわゆる「金隠し」はありません)、その横にはバケツがあり、水が貯められていて、その中に柄杓がありました。紙はなくて、水で洗って、水を流すのだそうです。
 私は小用でしたので、これらを触ることなく、現地の人の手が触れたものと接触するのは、ドアノブだけにしようと考えていました。しかし、無事に用を済ませ、部屋を出る時に罠があったのです。というのも、その部屋を出る時に掴むドアノブをドアに固定している釘が、少し出っ張っていたのです。釘の頭が少し浮いているような状態でした。しかし、パッと見た時には気づかないような状態でしたし、ドアノブの影に隠れていたので、全く気がつかなかったのです。
 私がドアノブをつかんだ時、私の右手の中指が、それに接触し、怪我をしてしまいました。中指の先端に、それが刺さり、血が出ていました。その時、私は、何か変な病気がうつったら困ると思い、指を絞るようにして血を出し、水道の水で手を洗いました。
 日本に帰国した時には傷はふさがり、血が出ることはなかったのですが、その後、しばらくしたら奇病が発症したのです。怪我を負ったところを中心に、周囲5mmくらいの皮膚が白く固くなり、普通の皮膚とは異なってしまったのです。1ヶ月もすると、その白く固い皮膚が盛り上がってきて、表面が割れ、痛みを伴うようになりました。
 表面が割れて、奥の普通の皮膚に影響を与え、そこから血が出るようになったのです。私には、カッターナイフで盛り上がった白い固い皮膚を切り取り、その厚みを減らすことによって、割れている皮膚を減らすことしかできませんでした。冬になると、割れやすくなるので、痛みがひどくなりました。
 結局、有効な治療法がなく、しばらく、この痛みと、変な形状をした中指と付き合っていたのですが、3〜4年したら、自然に治っていました。気が付いたら、普通の皮膚に戻っていたのです。現在では、跡形もなく、そのような変な指になっていたことなど分からない状態です。
 しかし、これって、何だったのでしょう。完治した今だから、笑って話せますが、奇病を患っていた時は、話題にできないくらい悩んでいました。やはり、傷口から菌が入って、皮膚を犯していたのでしょうか。誰か、このような奇病について知っている方がいたら、教えてください!

◎インドでサンバー(2004年1月25日)
 インドに限らず、中国でもそうなのですが、都会には美味しい料理が沢山あるのですが、地方に行くと、なかなか口に合わないということが多くなります。中国でも、北京や上海などは非常に美味しい料理が多いのですが、車でたった1〜2時間走っただけの地方都市に宿泊すると、例えホテルの食堂や有名な料理店でも、油がきつかったりして、日本人の私には美味しくないと思うような料理しかないという状況になることが多いです。
 インドでは、何を食べてもカレー(日本で言う「カレー」という料理はないのでしょうが、見た目も味も、いわゆるカレーの仲間という料理)なので、どこに行っても、食べものが口に合わないなんてことは無いと思っていたのですが、そういう訳にはいきませんでした。まあ、カレーなら、いろいろな味の違いがあっても「不味い」ことはない、という勝手な思い込みが間違いなのですが。
 インドで、ホテルに泊まって食事をすれば、正式な料理名は別として、チキンカレー、マトンカレー、豆カレー、野菜のカレー、キーマカレーなど、多くの料理がカレーの仲間で、それなりに口に合うものです。(当然、カレー以外にも揚げものなどもあります。)もちろん、材料の好き嫌いなどによって、あまり好みではないカレーもありましたが、何種類かの料理があれば、そのうちのいくつかは食べられる料理というのが当たり前だと思っていました。
 ところが、田舎に行くと、そうではないのですね。チェンナイ(Chennai)から車で4時間も走って行ったネロール(Nellore)という町は大変でした。チェンナイは大都市ですから、日本食料理もあるし、中華料理や韓国料理の店もあって、食べるものが口に合わないなんてことはありません。ネロールには1軒しかホテルがなくて、そこに泊まる以外の選択肢は無いのです。例えインターネットができなくても、お湯がぬるくて、時々、出が悪くなっても仕方がないのです。
 そこの朝食は、いわゆるビュッフェだったのですが、4〜5種類しかない料理の全てが、口に合わないのです。見た目も、今まで知っている料理とは違っていたようでした。どれも、少し口にしただけで、もう食べたくない、といった感じだったのです。そんな中、何とか食べることができた料理がサンバーだったのです。一応、料理の前に名前が書かれた札があって、「sambar」と書かれていたのですが、この文字が嬉しく感じられました。
 このサンバーは、ハイデラバード(Hyderabad)やチェンナイ(Chennai)のホテルでも食べたことがありました。もちろん、店によって味付けが異なりますが、どこでも、比較的、口に合う料理だったのです。少し、試してみると、今までの味とは、大きく異なっていて、日本人の口には合わない感じです。しかし、他の料理に比べれば、まだマシで、何とかこれをすすりながら御飯を食べたのでした。
 調べてみると、実際には「サンバール」や、「サーンバール」と言うようです。南インド料理で、野菜を煮込んで作られるスープだそうです。野菜はナス、大根、オクラ、カボチャなど、季節ものが多いようです。
 もちろん店によって、美味しくないサンバーもあるのでしょうが、今まで口に合わないサンバーには出会ったことがありません。私にとっては、「南インドで食事に困った時(口に合う料理が無い時)にはサンバーを探す」というのが最後の手段(何とか食べられる料理を探す)になりました。

◎インドの航空会社(2003年9月4日)
 エア・インディア(Air India)は、しょっちゅう欠航したり、遅れたりします。数時間遅れることはざらで、時には24時間以上も遅れることがあります。まあ、エア・インディアに限らず、インディアン・エアライン(Indian Airlines)など、インドの航空会社は、予定時間からは確実に遅れます。もっともひどいのが、エア・インディアなのです。エア・インディアが、定刻に出発するなんてことがあったら、驚きです。
 ただ、サービスカウンターなどは、定刻で閉まりますので、飛行機が飛ぶ、飛ばないとは関係なく、まずは予定の時間(国際線は2時間前頃、国内線は1時間前頃)には、空港に行かなければなりません。ここら辺が、インド流なので、困ってしまうのですが。エア・インディアは国営のため、インド人としての威厳を保つため、時間を守らないのかもしれません。
 インドの航空会社、一番、安心できるのはJet Airwaysでしょう。時間も正確ですし、飛行機もエア・インディアなどとは比べ物にならないくらい安心感があります。インド国内の移動には、Jet Airwaysをお勧めします。
 
◎インドでゴルフ(2003年9月4日)
 デリーに宿泊していた時、朝4時30分に起きて、早朝ゴルフに行ってきました。インドの知り合いが3人で予約をしていて、1人分の空きがあったので、「ゴルフをやる」と行ったら、誘ってもらえたものです。
 行ったゴルフ場はUP州(Uttar Pradesh)にあるNOIDA GOLF COURSEというところです。宿泊していたデリーのホテルから車で30分程度のところにありました。30分と言っても、日本のように山奥や、川沿いなどに行くのではなく、ごく普通の街中にゴルフ場があるのです。(デリーにも何ヶ所かありましたが、同じように街中にあるため、車で走っていると、目にすることがあります)この点は、不思議な感じがします。
 5時30分にゴルフ場に着いたのですが、インドとは言え、まだ、真っ暗でした。日の出は、6時頃のようでした。我々がゴルフ場に着いたら、知り合いは既に待っていてくれました。ゴルフ場の門のすぐ内側に、テーブル1つを置いて、裸電球で灯りをとっているだけの受付で名前を言って、お金を払いました。Green Feeは950ルピー(約2,600円)でした(9ホール分です)。ここで、クラブセットを借りましたが、これは100ルピー(約270円)でした。また、ロストボールを5個、買いましたが、こちらは25ルピー(約68円)でした。靴のレンタルはなく、履いていったスニーカーで、プレーをしました。
 一緒に回る人たちと挨拶をし終わったら、知り合いが「彼が、君のキャディだ」って、1人を指差しました。真っ暗な中で、順番待ちをしている人、キャディらしい人がわらわらしているので、何が何やら分かりません。とりあえず、「よろしく」って言っておいたけど、誰に言ったのか、全然、分かりませんでした。ちなみにインドでは、1人に1人ずつ、キャディがつくようです。
 紹介が終わったら、いきなりスタートでした。まだ、6時前で、ほとんど真っ暗です。ティイング・グランドは分かるのですが、どこに向かって打つのか、距離はどれくらいなのか、全く分からない状態で、いきなり「最初にどうぞ」と言われてしまいました。日本にあるようなコースレイアウトや、スコアカードがもらえないので、全く地理が分からないのです。私が戸惑っていると、彼らが勝手に打ち始めました。そして、3人が打ち終わって、私の番になりました。
 私のキャディが近づいてきて、「160」と言いながら、6番アイアンを手渡してくれました。仕方がないので、真っ直ぐ打つことだけを考え、ショットしました。練習なしの割には、うまく打てた感じがありましたが、自分では、どこにボールが飛んだのか、全然、分かりませんでした。適当に歩き出すと、キャディが近づいてきて、何やら話しかけてきましたが、全く理解できませんでした。訳の分からないところで、訳の分からないことをしている、といった感じだったのです。
 フェア・ウェイを真っ直ぐ歩いていくと、ピン・フラッグが見えてきました。やっと、目的の場所の位置が理解できました。そのまま歩いていると、キャディが「こっちです」って言うんです。「川がある」って。おいおい、そういうことは、打つ前に言えよ!なんと、このホールは、グリーンの手前に小さな川があるんです。まあ、知ったからと言って、何ができる訳ではありませんが。
 橋を渡って、グリーンに寄っていくと、グリーンの近くにボールが2つありました。自分のボールかと思って、そのうちの1つに寄っていくと、キャディが「あなたのボールは、こっちです」って言うんです。キャディが、ちゃんと見ていてくれるんですね。1ヶ月前にやった視力検査では、右0.1、左0.2だったので、どうせボールが飛んでいった先は見ることができません。これから先、ボールの位置はキャディに確認しようと思いました。でも、この時は、まだ暗くて、4人のキャディのうち、誰が自分のキャディか、判別できていませんでした。
 一緒に回った3人は、スコアなんて気にしないでプレーしているようでした。インドの3人の方は、握りをやっているらしく、ストローク・プレーではなく、ホールごとの勝ち負けを点数で競っているようでした。
 2ホール目をプレーしている時も、まだ暗く、どんなコースか理解できませんでした。ティ・ショットは、キャディにドライバーを手渡されたので、とりあえず真っ直ぐ打てばいいや、って感じで打ちました。うまく打てたような感触がありました。一緒に回った人たちからは、「Lovely Shot!」と声をかけられました。これが、日本で言うところの「ナイス・ショット」ってことなのでしょうか?
 3ホール目を回っているころ、ようやく明るくなってきて、コースが見えるようになってきました。そして、このゴルフ場が理解できました。このコースは、インドの街中にあるだけあって、平らなコースなんです。日本の河川敷ゴルフコースのような感じですが、芝生の状態は河川敷よりは良いと思います。また、横幅もたっぷりあって、隣のコースと面しているところにはラフがあり、背の高い木が植えられて仕切られています。非常に広々とした感じのゴルフ場でした。このコースでは、ひたすら真っ直ぐ打てばいい、ということだったのです。
 OBがないので、右や左に曲がっても、隣のコースから打てばいいだけです(何ヶ所かは、例外がありますが)。しかも、自分でボールを探す前に、キャディがボールを捜しておいてくれます。非常に楽なゴルフです。何度か、ラフを越え、隣のホールにボールが飛びましたが、ボールは1個も無くなりませんでした。ただし、ラフは別の意味で危険です。
 ラフは、みんながオシッコをしています。途中、一緒にプレーしているうちの1人がオシッコをしていました。また、キャディもしていました。プレー中、小雨が降ったり止んだりしていましたが、そんな中、ラフの近くに行ったら、ほのかにオシッコの匂いがしました。相当な量のオシッコがされているのでしょう。そんな時にラフを歩いたら、オシッコがかかったのか、雨のせいか分かりません。私は極力、ラフには近づかないようにしました。インドのゴルフ場のラフは危険です。
 プレー中は、順番に1人ずつ打つのはティ・ショットとパッティングくらいで、フェア・ウェイでは、みんな自分勝手に打ちます。あるホールでは、ショットが大きく曲がった人がボールを探している間に、残りの3人がパットを入れ終わり、次のホールで残りの1人を待つ、ということもありました。このおかげで、結構、早くプレーすることができます。打つ方向に人がいる場合は、キャディが「ボール!」と声をかけます。多分、「打ちますよ!」って意味でしょう。
 9ホール終わったのが、朝の7時40分でした。ちょうど2時間で9ホールを回りました。終わったら、キャディにチップを渡します。いくらが相場か分からなかったので、尋ねたところ、知人が「35ルピー(約100円)だ」と教えてくれました。
 ゴルフをやって、朝の8時前です。朝食前の軽い運動、といった感じでしょうか。こんなゴルフも良いのではないでしょうか。

◎Hyderabadのタクシー事情(2003年8月31日)
 Hyderabadでタクシーに乗りました。インドには流しのタクシーはないようで、空港やホテルで予約しないといけないようです。まあ、タクシーと言っても、日本のように見て分かる「この車はタクシーですよ」、と言う車はなく、個人車なのか会社が貸し出しているのか、全く分からない、いわゆる普通の車なのです。(普通と言っても、かなり汚かったりするのですが)
 空港でタクシーを頼む場合は、空港内にあるタクシー会社の事務所らしきところで行き先と値段を決め、支払をすると、レシートをくれます。その紙を持って外に出ると、運転手たちがたむろしているところに行って、配車係らしい人にその紙を渡すと、どういうルールか分かりませんが、1人の運転手が決められます。後は、そいつについて行って、そいつの車に乗り込めばOKです。目的地に着いたら、その紙にサインして終了です。この時、運転手にはチップを渡す必要があるようです。相手によっては、「時間がかかったから、もっとチップをよこせ」とか、言ってきます。むしろ、こんなことがインドでは当たり前です。
 ホテルでタクシーを頼む場合は、(ホテルにもよると思いますが)ホテルで提携している業者があるようです。私が泊まったホテルでは、ロビーに専用のカウンターがあって、その担当者に車の予約を依頼しました。この時、行き先とどれくらいの時間がかかるかを聞かれました。タクシーの料金表を見せられて、@車種、A距離、B時間(2時間ごと)、によって値段が変わるシステムになっているようでした。車種というのは、もちろん車のグレードということもあるのですが、それ以外に重要なのが、エアコンのある、なし、です。当然、エアコンなしの車が一番安いです。
 インドの安い車で、エアコンなし、20km以内、2時間以内、というのが一番安いプランなのですが、それが250ルピーでした(別途、税金8%が加算されますが)。食事に行くと行ったら、「2時間で帰って来れないから、4時間分の金を払え」と言われましたが、「近いから大丈夫だ」と言って、2時間分の契約にしました。
 夕方であれば、車がホテルに待機しているようです。車を呼んで、まずは予約係と一緒にメーターの確認をします。予約係が走行距離を契約書に記入してから、運転手に行き先、時間などを説明します。その後、車に乗って、出発です。レストランに着くと、運転手は近くで待っていてくれます。食事が終わると、待たせていた車でホテルに戻りました。ホテルに着いたら、走行距離と時間の確認をして、先ほどの契約書に記入します。その契約書を持って、ホテルのカウンターに持って行って、確認してもらいます。予定通りの20km以内、2時間以内でしたので、当初の契約どおりの金額を支払って終了です。
 たかが車を呼んで、食事に行くだけのことで、かなり無駄な時間を過ごします。非常に面倒くさいシステムですが、これもインドでは仕方がないことなのでしょう。
 ちなみにインドの車でエアコン付きは、20km以内、2時間以内で300ルピーでした。このほかにもプランがあるらしく、空港まで(5kmくらいの距離ですが)送ってもらう時は、190ルピーでした。

◎インドのオシッコ事情(2003年8月30日)
 インドで車に乗っていると、必ず、オシッコをしている人を見ます。昼間であれば、5分に1回は、必ず目にすることができます。インドの友人に、「インドには、公衆便所はないの?」と聞いたら、『ありますが、非常に汚いです。使わない方がいいです。』と言っていました。別に、公衆便所に行くつもりはないんだけど。
 まあ、インドには路上生活者もいるでしょうし、長い距離を歩いて移動する人もいるのでしょう。また、牛、馬、犬、山羊、豚などが普通に生活していますから、オシッコするのは人間だけではないのでしょう。別にどうということでもなく、インドではごく当たり前のことなのでしょう。インドでこんな話を聞きました。
 ソ連のブレジネフ書記長がインドを訪問した際、車で移動中に外でオシッコをしている人がいて、インドのガンジー首相に「インドでは、外でオシッコをしている人がいるのか。なんて汚い国だ!」と言ったところ、ガンジー首相が『ソ連には、外でオシッコをしている人はいないのか?』と尋ね、ブレジネフ書記長が「ソ連の人間で、外でオシッコをする人はいない」と言い切ったそうです。後日、ガンジー首相がソ連を訪問した際、車で移動中に、外でオシッコをしている人がいて、ブレジネフ書記長に『あれは何だ!あなたはインドを汚いと言ったが、ソ連にも外でオシッコをしている人がいるじゃないか!』と噛み付いたところ、ブレジネフ書記長が「いや、彼はインド大使です」と言ったという。
 まあ、それくらいインドでは日常的に見る光景なのでしょう。

◎電気のプラグ(2003年6月5日)
 日本から変換プラグと変圧器を持っていけば、インドのホテルでもPCが快適に使用できます。他にも髭剃りやデジタルカメラ用の電池の充電などできて、非常に便利です。
インドのホテルにあるプラグは、このようなものです。穴が4つもあって、どこに入れれば良いのか、初めは悩みました。4つの差込口のあるプラグがあるのかと思って探しましたが、そんなものは、この世にありませんでした。
 あるホテルでは、上の2つに差し込むと110V、下の2つに差し込むと220Vと説明がありました。そこで通常は、下の2つの穴にCF型の変換プラグを差し込んで、使用していました。しかし、この穴を良く見ると、フタがしてあるのです。プラスチック製の板があって、穴がふさがれているのです。このフタを取り除かないとプラグが差し込めないのですが、特にボタンもないし、フタをはずす機構が見つかりません。マッチ棒で押し込んでフタを押し下げ、その隙間からプラグを差し込むなどということをやってみました。そうです。結局、プラグを思い切り差し込めば、フタが引っ込むような仕掛けだったのです。
 あるホテルに泊まった時のことです。チェックインをしたのが、夜の11時で、とても疲れていました。昼間は、43℃以上の気温だったので、体力的にも疲れて、すぐに眠りたい状態でした。とりあえず、デジタルカメラ用の電池の充電だけをしておこうと思って、プラグを差し込もうとしたのですが、このフタが硬くて、プラグが差し込めませんでした。疲れていた私は、別のプラグを探しました。すると、別の位置にも同じようなプラグがあったのです。しかし、そのコンセントには、このようなものが取付けられていました。
差し込めなかったプラグ このようなものが取付けられていました

 私は、これはコンセントの差込口数を増やすものだと思いました。他の場所でも、これと同じようなものを見ていて、実際に、そこにプラグを差し込んで使用したことがあったからです。当然、これも同じものだろうと考えたのです。そして、この2つの穴に、プラグを差し込みました。
 その瞬間です。バチッと火花が飛び、エアコン、テレビが止まりました。どうやら、してはいけないことをしてしまったようです。ショートさせてしまったのです。このコンセントの大元のブレーカーが落ちたのでしょう。しかし幸いなことに、部屋の電気や、他のコンセントは問題ないのです。たまたま、その電源が、テレビがつながっている壁コンセントや、エアコンと一緒になっていたようです。
この時、夜の11時30分。エアコンは止まってしまいましたが、部屋は、そんなに暑くない。(このホテルは、冷房が効くので、十分涼しい状態でした。)今から、フロントを呼んで、説明をするのは面倒くさい。仕方がないので、シャワーを浴びて、寝ることにしました。
 そして、朝、7時。突然、テレビが点いて、起こされてしまいました。どうやら、ホテル側で気がついて、ブレーカーを上げてくれたようです。おかげで、暑さを感じる時間になる前にエアコンが復旧してくれ、不便さを感じないままで過ごせました。
ただ、未だに、何故、ショートしたのか、理由が分かりません。持っていったプラグに問題があるのかと思いましたが、勇気を振り絞って、別のプラグに差し込んだところ、問題なく使用できました。あいつが悪いに違いないのですが・・・。
 ちなみに隣室に泊まっていた知人の部屋も、電源が一緒だったらしく、ショートさせた時、同じようにエアコンが止まったそうです。その知人は、節電でエアコンを止めたのだと思ったようです。怒って、フロントに文句を言おうかと思ったようでしたが、部屋が十分に涼しかったので、止めて寝たそうです。原因が、私だと知って笑っていましたが・・・。

◎インドの夏とコンビーフ(2003年6月3日)
 6月1日の夜、8時にデリーに着いた。到着前の機内でのアナウンスは、気温、43℃と言っていた。体温より高い!と思っていたら、やっぱり暑い!!空港で、飛行機を降りた瞬間から、暑い。空港の建物内に入るための通路が、暑い!体温よりも高い気温だということが実感できる。でも、夜8時で43℃ってことは、昼は、一体何度になってるんだ?インドは3回目(10月、3月と6月)だけど、今回が一番暑い!何といっても、インドの夏だ!
 荷物を受け取って空港の外に出たら、本当に暑い!空気を吸うと、鼻の中が暑い。空気の方が、体温よりも高い温度であることが間違いなく、実感できる。迎えの車に乗り込むと、やっぱり暑い!「暑い」以外の言葉が出ない。
 車でホテルに移動している途中、インド人の友人が、プレゼントをくれた。ずっしりと重い。中を見ると、コンビーフ(Corned Beef)だった。でも、熱い!車の中に置いてあったのだろう。気温が43℃ということは、車の中も43℃。そして、渡されたコンビーフも43℃!コンビーフは、独特な形状の缶詰でしょ。あの缶が、43℃!熱いよ!インドで、何でコンビーフなのかと思ったら、「Product of Brazil」と書いてある。何で?メーカーは、Heinzなんだよね。でも、インドの文字らしきものが書かれてあるから、インドで売られているのかな?良く分からない。
 翌朝、4時20分にホテルを出たけど、やっぱり暑かった。体温より高かったから、40℃くらいはあったと思う。(朝4時なのに)で、飛行機に乗って、朝8時にHyderabadに着いた。気温は、31℃!Delhiより、涼しくて、爽やかな感じだった。でも、昼間は、44℃になるって。やっぱり、インドは暑すぎる。

◎食後の粉(2003年3月16日)
 インドのレストランなどで食事をすると、会計するレジのテーブルに緑色や黄色がかった種か植物のようなものが置いてあることがあります。インドの人に聞いたら、アニスと呼ばれている、食後に口の中をさっぱりとさせるためのものだそうです。一つまみ取って口に入れ、噛むのだと教えられ、真似をしてみましたが、苦いというか、粉っぽいというか、さっぱりどころか、嫌な感じにしかなりませんでした。慣れの問題なのかもしれませんが、私は二度と噛まないと誓いました。
 インドでは小枝のようなものを噛んでいる人もいて、こちらはニームという殺菌作用がある植物を感で歯磨きをしているのだそうです。ニームは殺菌効果が高く、その植物には虫が寄ってこないため、虫除けにもなるのだそうです。所が変わると、いろいろな習慣が違うものですね。

◎インド買い物事情(2003年3月15日)
 インドでは、スーパーやショッピングセンターなどに入る時には、手荷物を預けなければならないようです。ハイデラバッドにあるスーパーに買い物に行った時、店の入り口に警備員みたいな人が立っていて、「荷物をよこせ」って言うんです。買い物に来た人は、そこでカバンを預けてから店内に入っていくんです。
 私は、航空券とかデジタルカメラとか、大事な荷物を入れていたので、「ダメだ!」と言って、通訳にそのまま入ると伝えました。まあ、町のスーパーでは、それで店内に入れるんですね。
 でも、その後がすごいんです。店員が、ずっと後をつけてくるんです。きっと万引きするとでも思っているのでしょう。初めてスーパーに入ったから、どんなものが売っているのか、どんな価格なのか、興味津々で見回していたのですが、逆に、店員の隙をついて万引きをするように見えたのか、ずっと見張っているんです。
 奥の方まで入って、面白そうなものが見つからなくて、入り口の方に戻ろうかと思ったら、店員が「何を探しているんだ」って聞いてくるんです。「見てるだけだよ」というと、余計、怪しいと思ったのか、ずっと見てるんですね。スナックとか、石鹸とか、面白そうなものを見つけたので、店内にあるカゴに入れ、支払いを済ませて出てきましたが、支払いをするまで、ずっと見張られていました。
 もっと大きいショッピングセンターでは、警備員が入り口に何人も立っていて、とても強引にカバンを持ち込める雰囲気ではありませんでした。事前に、カバンを持って入れないことを聞いていましたので、セカンドバッグだけを持って店内に入りましたが、店内にも警備員がいるんですね。面白い国です。

◎インド人は、知らないことがない(2003年3月15日)
 「インド人は、知らないことがない」と言うと、かなり語弊があるかもしれませんが、まあ、私が仕事でつきあったインド人は、知らないことがない人でした。というのも、知らないことを「知らない」と言わないのです。
 ですから、最初は、勘違いをしてしまいました。ちょっと話をすると、「ああ、それはこうです。こうです。」とか、「それは、私の知り合いがやっています。」とか言うので、ものすごく色々な事業を展開しているし、友人、知人も多く、非常に素晴らしいことになると期待していたのですが、結局はダメでした。
 よくよく聞いてみると、友人、知人というのも、「名前を聞いたことがある」というレベルであったり、「いるかもしれない」というレベルだったのです。最初に「知らない」と言ってくれれば、話は変わっていたのに、結構な時間を無駄にしてしまいました。これが、一人だけなら個人の問題なのですが、一人だけではなく何人かいましたし、今思うと、そういう言い方をする人が多かったように思います。
 良い言い方をすれば、インドの人は話を合わせることが上手で、その場を非常に良い雰囲気にすることが上手だと言えます。会話能力が高い、と言えるのかもしれません。打合せの際も、インドの人はメモや資料を準備することがなく、口頭での説明が多かったように思います。日本人は資料を準備して資料について説明をしますが、インドの人は、こちらの資料については目を通しながら質問をしてきますが、向こうの情報は口頭だけの説明です。ですから、話をしていると、こちらの情報をもとに会話を組み立て、いかにも分かっている風を装い、自分の情報は適当に合わせた話を作っていただけなのかもしれません。結局、上手く騙されていたのでしょう。
 しかし、実のある話をするには、資料などが必要です。会話をしている時は、うまく騙されてしまったのですが、後日、資料が欲しいとか、現地を確認したいから日程を調整してほしい、などと要求をすると、なかなか調整をしてくれないことが多かったです。また、現地に行ってみると、説明されたことと実際が異なることが沢山ありました。ですから、もし、仕事でインドの人と付き合う際は、気をつけた方が良いでしょう。まあ、そのインド人も、「中国人は世界中の国を騙しているけど、その中国人を騙せるのはインド人だけです。」と言っていました。結構、それが正しいのかもしれませんね。

◎インドの人の飛行機への持ち込み荷物の多さ(2003年3月15日)
 成田空港からインド、Delhiへの直行便に乗り込む際、驚いたことは、インド人の荷物が非常に多いことです。手荷物は1つと決まっていますが、だいたい、2つは持っています。しかも、そのうちの1つは、機内持ち込みギリギリの大きなカバンです。キャスターがついているカバンですね。これ以外に女性は、ハンドバックや紙袋などを抱えています。こういう人が一人や二人ではなく、見るからにインドの人だと分かる人たちは、みんな同じように沢山の荷物を抱えていました。
 シンガポールからインドのChennaiやHyderabadに行く飛行機に乗ったことがありますが、やはり、同じように手荷物を沢山、抱えているインド人でごった返していました。こういう人たちがたくさんいるので、私のようにエコノミークラスの乗客は、搭乗開始前からカウンターに並ばないといけないのです。行列に並んで、少しでも早く、飛行機に乗り込まないと、大変なことになるのです。
 というのは、機内の荷物を入れる棚が、すぐにいっぱいになってしまうのです。早目に飛行機に乗り込んで、荷物をいれてしまえば一安心です。遅れると、もう、入れるスペースがなくなってしまうのです。自分の席の2〜3列、前や後ろになってしまうことは当たり前です。ですから、飛行機に乗り込んだ後も、荷物を入れる場所を探して、結構な時間、うろうろしているインド人が通路を占拠しています。
 インドの空港についても、スーツケースを2個も3個ももって、カートに山のように積んでいく人がたくさんいます。何故、あんなに大荷物なのでしょう。日本やシンガポール、あるいはシンガポール経由で外国に行くようなインド人はお金持ちでしょうし、家族も多いので、そのお土産だけでも、沢山になっているのでしょうか?それとも、短期間の旅行ではなく、長期間の出張や旅行で、荷物が多いのでしょうか?さっぱり分かりません。

◎インドの物乞い事情(2002年11月4日)
 噂には聞いていましたが、いわゆる「物乞い」というのが沢山いて、驚きました。空港の建物内には入って来れないのですが、建物の外に出ると、ものすごい人達が待ち受けていました。最初は、訳がわからず、「兎に角、人が多いな」という程度の印象だったのですが、みんなが、わんさかと近寄ってきて、私の荷物を取ろうとするのです。「車まで荷物を運んでやる」ということらしいのですが、日本でも、そんなことをしてもらったことがありません。そんなサービスはいらないのです。車まで、数分、歩く間に、20人以上の人間が鞄を取ろうとやってくるのです。中には、声をかけるよりも早く、鞄を奪い取ろうとする人間もいて、危険、極まりない状況でした。
 現地の案内人と一緒だったのですが、「絶対に、鞄を触らせては駄目です。盗まれるかもしれないし、病気がうつるかもしれません。気をつけてください。」と言うのです。初めてインドに来て、インドの人に、こんなことを言われては、驚きというよりも、危険という感じしかしません。驚きのインド初体験でした。
 その後、車に乗っていて、交差点で止まった時、いろいろな所で、物乞いの人がやってきました。貧しい身なりをして、赤ちゃんを抱いていたりすることもありました。ネットで調べると、物乞いの組織で行っているとか、赤ちゃんもレンタルしてくるとか、いろいろと書いてあったので信用できません。インドの現地の案内人も「目を合わせない方が良いです。しつこいですから。」とか、「絶対にお金を上げてはダメです。際限がありませんから。」などとアドバイスしてくれるので、それに従いました。あらためて、インドは日本と文化が大きく異なる、ということを実感しました。

◎インドのタクシー(2002年11月4日)
 インドには、いわゆる流しのタクシーはないそうです。知人に聞いたところ、全て、予約制なのだそうです。したがって、タクシーは空港やホテルで手配をしないと、乗ることができないのだそうです。確かに、一般の人がタクシーを使うことはないでしょうから、タクシーの利用者は、基本的に旅行者や外国人が中心なのでしょう。
 ホテルで予約するタクシーには、いろいろな種類があって、それによって金額が違うのでした。まず、車が国産車か外国車か選べます。当然、国産車の方が安いです。さらに、国産車で、エアコン有りとエアコン無しが選べます。当然、エアコン無しの方が安いです。時間も1時間とか、4時間とか、いろいろなパターンがありました。
 金額は、忘れましたが、インドの物価を考えると、タクシー代はかなり高かったと思います。外国人旅行者しか使わないから、余計に高いのだと思います。それでも、町でタクシーを拾うことはできないので、タクシーを予約するしかありません。ですから、高くても使うしかないのです。いい商売だな〜と思いました。

◎インドのバス(2002年11月4日)
 インドの一般の人達の主な交通手段はバスのようです。近いところなら、オートリクシャーやリクシャーがあるのでしょうが、遠い距離を走ると高いので、少し長い距離になると、バスがメインのようです。
 インドのバスで一番、驚いたことは、「ドアがない!」ということです。ドアを閉めないで走っているのかと思ったのですが、多分、ドアはもともとないのだと思います。何しろ、ドアを閉める気配がないのです。
 良く、テレビでインドの電車は、屋根の上まで人が乗っているのを見ますが、バスでも似たような感じなのです。さすがに屋根の上には乗りませんが、ドアの外まで人があふれている状態で走っているバスを何度も見ました。こんなバスでも、中の方で椅子に座っている人もいるのですが、一体、どうやって降りるつもりなのか、疑問に思いました。
 また、こんなバスでどうやって乗り降りをするのかと思っていたら、インド流はすごいのですね。もちろんバス停があって、そこで乗り降りをするのですが、速度が遅くなってきたら、バスが止まらなくてもバスから飛び降りるのです。少し走り出したバスに飛び乗る人もいます。
 こんな調子なので、交差点で信号が赤になってバスが止まると、勝手に降りたり、乗りこんだり。交差点で止まらなくても、速度が遅くなっただけで、飛び降りたり、飛び乗ったりしているのです。インドのバスは無料なのでしょうか?ただ、私には絶対にインドのバスは乗れないと思ったのでした。

◎インドの車(2002年11月4日)
 デリー市内を車で走っていて、ビックリしたことがあります。というのは、走っている車のほとんどが、サイドミラーを倒したまま(閉じたまま)走っているのです。たまたまかと思って、いろいろな車を見ていたのですが、ほとんどの車がサイドミラーを閉じたままにしているのです。
 さらに驚いたことに、インドの国産車には、そもそも最初からサイドミラーがついていないのです。取れたとか、外れたではなく、最初からついていないのです。こんなことって、あるのでしょうか?
 インドの人は、車を運転する時に、サイドミラーを見ないということなのでしょうか?自分が乗っている車の運転手を見ていて気がついたのですが、広い大通りを走っている時、車線を変更して前の車を追い抜いたりしていますが、一切、後ろを見ないのです。後ろから車が来ているかどうかなんて、全く気にしないのです。
 こんな運転で事故が起きないのかと不思議に思うと同時に、非常に怖い気持ちになりました。まだ日本などと比べれば走っている車が少ないことと、速度が出ていないことなどが一つの要因かもしれませんが、誰も後ろを気にしないのです。むしろ、自分の前を走っている車が車線を変更しないかなど、前だけに集中していれば良いのかもしれません。まあ、急に車線変更するのも、お互い様ということで、危険だと感じた方が、ブレーキを踏んで、同時にクラクションを思いっきり鳴らす、というのがインドのルールのようです。
 そのおかげで、事故はあまり見ませんでしたが、兎に角、クラクションの音がうるさいのです。夜7時半頃、デリーに到着したので、夜の道路をホテルまで走って行ったのですが、こんな時間でも、みんな平気でクラクションを鳴らしまくっています。
 インドはイギリスや日本と同じ右ハンドルの車ですが、インドでは絶対に運転をしない、と誓ったのでした。

◎インドの交通事情2(2002年11月4日)
 インドでは、車でも、あまりスピードが出せません。空港近くの大通りでは、それなりにスピードが出せるのですが、市街地に入ると、あまりスピードが出せません。というのは、同じ道路を、車、バイク、オート・リクシャー、リクシャーなどが走るのですから、当然、一番、遅いリクシャーで詰まってしまうのです。
 インドでは、少しでも隙間があれば、自分の車が先に行こうとして割り込みをしてきますので、一旦、渋滞になってしまうと、なかなか進みません。しかも、我先にという意識が強いのか、自分の邪魔をしている相手には、クラクションをガンガン鳴らして、威嚇するのです。その結果、うるさい、暑い、進まないという地獄が展開されるのです。
 また、デリーの市街地の道が渋滞している場合、かなりの確率で牛さんがいました。のんびり寝ていたり、ゆったりと移動していたりと牛さんは自由です。牛は神様の使いですから、誰も文句を言わないし、触らないのです。追い立てることなどせず、ただ、牛さんをよけて走るしかないので、牛さんがいれば、大渋滞発生です。しかし、こういうインドならではの渋滞の原因が、インドらしくて良いと思います。

◎インドの交通事情(2002年11月4日)
 インドの交通事情は、あまり良いとは言えません。まあ、はっきり行ってしまえば、ひどい状態です。大都市であっても都市内の交通機関が整備されていないのです。
 一般の人はバスか、オート・リクシャー(auto-rickshaw)または、リクシャー(rickshaw)を利用しています。自家用車を持っているのは、相当なお金持ちだけのようです。
 「オート・リクシャー」は、タイでは「トゥクトゥク」と呼ばれている乗り物で、オート三輪の後部に、二人乗り用の前向きシートをくっつけたものです。ビニール生地の屋根が張られていて、一応、日差しが避けられるようになっています。側面にドアなどはなく、開放されています。運転席は前部中央にあって、オートバイのようなバー型のハンドルで操作します。走ると風が気持ち良いです。
 「リクシャー」は、人力車から来た名称だと思われます。もともとの人が引く形の人力車ではなく、人が引く代わりに自転車で引くようになっています。何度か乗りましたが、乗り心地も悪いし、スピードも遅いし、暑いし、二度と乗りたくないですね。
 また、Delhiにあるかは分かりませんが、Hyderabadではオートバイのタクシーもありました。行き先を告げて、値段を交渉して、商談が成立したら、運転手の後ろに乗って、運転手に抱きつくのです。これが、一番、早い交通手段でした。インドでは、女性も普通に利用していました。もちろん、バイクにまたがることができないので、横向きに座っていましたが。
 バイクと言えば、1台に3人が乗っているのは当たり前で、4人乗っているバイクもありました。インドでは何でもあり、というのが第一印象でした。

◎インドの人は遠慮がない(2002年10月30日)
 インドの人は、自分がして欲しい事を人に頼む、といことに遠慮がないようです。相手が、それをしてくれるかどうか、頼まれた人がどう思うか、ということは考えず、まず、頼んでみる、というのがインドの人のやり方のようです。お互いにそうだからだと思いますが、頼まれた方も、頼まれたことを失礼だとは思わず、ごく普通にできる、できないと答えているようです。できなければ断るし、断った方も断られた方も、何か、いやな気持ちが残る、ということはないようです。
 日本人は、人に何かを頼む前に色々と考えて、できなさそうな事は頼まないし、一旦頼まれたら、何とかしてあげたいと思ってしまうと思います。こういう考え方は、インドの人には無いようです。インドの人は、みんな自己主張が強いので、遠慮した人が損をしてしまうのかもしれません。
 飛行機に乗ると、このことを実感します。インドに行く飛行機に乗ると、出発前から、そこら中で客室乗務員の呼び出しボタンが鳴ります。相手の都合など全くお構いなしで、「水をくれ」とか、「新聞をくれ」とか言っています。また、隣の人の席の前のポケットに入っている新聞を、勝手に持っていったり、隣の隣の人が、「その新聞を取ってくれ」と声をかけてきたりします。日本人の感覚では、自分の席の前のポケットに置いてある新聞は、自分のものであり、例え読み終わったものであっても一言、断ってくれ、と言いたくなりますが、インドの人は全く気にしません。インドの人は遠慮がないのだと思います。
 
◎インドの人は本を読まない?(2002年10月30日)
 飛行機、列車に乗ると、大体、新聞が席に配られます。インドの人は、この新聞をよく読みます。ほとんど全員が読みます。それも、かなりの時間をかけて、じっくりと読みます。ところが、新聞を読み終わった後は、何もしないのです。
 日本では、多くの人が本を読んで過ごすのだと思います。週刊誌、文庫本、ハードカバー、いずれにしても何か読んだりしていると思います。ところがインドでは、本を読んでいる人には、ほとんどお目にかからないのです。皆、新聞を読み終わったら、ボケっとしているのです。待っている時間もそうです。読むのは新聞だけなのです。
 果たして、インドの人は本を読まないのでしょうか?雑誌があまり発行されてないのかもしれません。また、本を読むという習慣がないのかもしれません。そこで、知り合いのインド人に、このことを話してみたら、「インドにもたくさんの雑誌があります。読む人は沢山います。」と言っていました。ただ、彼とは3年以上の付合いになりますが、彼がインド国内で雑誌を買って、読んでいる姿を見たことがありません。また、彼の家には、雑誌や本が置いてある本棚がありませんでした。(PCの取扱説明書や、写真集など、多少の本類はありましたが。)
 多分、インドの人は、あまり本や雑誌を読まないのだと思います。むしろ自分の頭の中でいろいろなことを考え、他人の考えをあまり参考にしないのかもしれません。日常の出来事には興味があるので、新聞は読むのでしょう。

◎インドの飛行機事情2(2002年10月30日)
 インドでは、飛行機内に電池を持ち込むことができません。このことに気づくのには、大分、時間がかかりました。
 最初のきっかけは、デリーからハイデラバッドに移動する国内線に乗る時でした。「インド飛行機事情」で書いたように、デリーの空港では厳しい身体検査と手荷物検査があるのですが、身体検査が終わって、手荷物を受け取りに行くと、何と、自分の手荷物がまだ、X線検査をされているではないですか。手荷物が乗っているベルコトンベヤが完全に停止し、3人くらいの係官が自分の手荷物をじっくり、見ているのです。
 先に身体検査が終わった友人に聞くと、1回、私の手荷物はX線検査エリアを通過して、受け取り口に出てきたのだそうです。それを係官が持って、入口まで戻して、再度、検査をしているのだそうです。インド人の友人が、「何が入っているんですか」と聞いてきましたが、理由が分かりません。
 長い検査が終わり、手荷物が出てきました。そこで、受け取ろうとすると、係官が「カバンの中を見せろ」って言うんですよ。とりあえず、言われた通り、カバンの中を見せて、中身を説明しましたが、何が問題になっているのかが分かりませんでした。ただ、カバンの中にゲームボーイがあったんですね。これかもしれないと思い、ゲームボーイを見せて、「ゲームだ」って言ったら、「ビデオゲームか?」って聞くんですよ。最初、ビデオゲームの意味が分からなかったんですが、「YES、YES」と言ったら、カバンに取り付けたタグにスタンプを押してくれました。で、この時は、ゲーム機が問題なのかと思っていたのです。
 ところが、です。ハイデラバッドからデリーに戻る時の国内線に乗る時です。やっぱり、デリーの時と同じように、手荷物がひっかかったんですね。デリーの経験から、ゲームボーイが原因だと分かっていた(つもりだった)ので、ゲームボーイを取り出して、「This is Video Game!」と説明をしたんです。ところが、ハイデラバッドの係官はビデオゲームには興味がないみたいなんです。なんか、訳の分からないことを言いながら、他の係官と何やら相談をしているんですよ。
 しばらくして係官の一人が、「ゲームの中に電池が入っているのか?」って聞いてきたんです。当然、入っています。ですから、「YES」と答えたら、「出せ」って言うんですよ!信じられますか?まあ、電池を出しても大したことはないんですが、何を言っているんだろうって感じでした。
 ところが、です。私のとなりで、インド人らしいおばちゃんが、やっぱり係官に何か言われているんですよ。やっぱり、電池らしいんですね。その、おばちゃんはデジタルカメラを出されて、文句を言われているんですよ。どうやら、「デジタルカメラの中に入っている電池を出せ」って言われているんですよ。で、そのおばちゃんは、デジタルカメラの中から電池を出しながら、さんざん文句を言って、結局、電池を中に戻して、飛行機内に持ち込んでOKって感じになったんです。
 それを横で見ていたので、「ゲームボーイから電池を出して、同じように文句を言わないといけないのかな?」と思っていたところ、係官があきらめたらしく「OK、OK」とか言いながら、手荷物のタグにスタンプを押してくれました。この時、ようやく、「電池が持ち込み禁止なのではないか?」と気付いたんです。
 で、思い出したんですが、私はゲームボーイに使う単三電池の予備を8本くらい、別に持っていたんですね。多分、それがX線検査で、ひっかかっていたんです。ゲームボーイよりも、予備電池が問題だったんでしょう。でも、今更、言えません。言ったら、予備の電池を取り上げられてしまうではないですか。とりあえず、何事もなかったように飛行機に乗り込みました。
 それでも、本当に電池が原因か、確認したいではないですか。そのチャンスは、すぐにやってきました。翌日、デリーから日本に戻る飛行機に乗るときです。もちろん、日本からインドに来る時も予備の電池を手荷物の中に持っていましたが、問題にはなりませんでした。しかし、日本に帰国する飛行機とは言え、検査をするのはインドのシステムです。本当に電池が問題ならば、また、止められるだろう、本当に電池なのか、確認してみよう、と軽い気持ちで手荷物に予備の単三電池を入れて、出国検査を受けました。この甘い気持ちは、後で、非常に後悔することになってしまいました。
 身体検査、X線検査をして、やっぱり手荷物がひっかかりました。そして、係官が「カバンの中を見せろ」と言ったんですね。で、電池を発見して、「電池は機内に持ち込むことはできない。」って言ったんです。どうするのかと思っていたら、私の搭乗券を取り上げて、「待合所で待ってろ」って言うんですよ。この時は、かなりドキドキしましたよ。何しろ、本当にこの係官が正式な人で、搭乗券を返してくれるのか、信用できないじゃないですか。こいつが搭乗券を無くしたら、帰国できなくなっちゃうんですよ。こっちも必死になって、「搭乗券を返してよ」「どうしろって言うんだ」って文句を言ったんだけど、「待合所で待っていろ」の一点張りなんですよ。
 それから、搭乗が始まるまでの1時間は、ドキドキでしたね。まあ、何をすることもできないから、おとなしく待つしかないんだけど、搭乗券をちゃんと返してくれるのか、不安でしたね。
 結局、搭乗が始まる少し前に、名前を呼ばれて、パスポートを見せて、搭乗券を返してくれました。取り上げられた電池は、日本で返すって言われて。何にしても、良かったです。でも、私の他にも、数人が同じ目に遭ったようでした。他にも数人の名前が呼ばれていましたから。
 とにかく、インドでは、飛行機内に電池を持ち込んではいけません。手続きが面倒です。ちなみに、ライターもマッチもだめです。これらは、取り上げられて、返して貰えません。タバコを吸う方は、予備をたくさん、持っていった方が良いかもしれませんね。
 
◎インドの飛行機事情(2002年10月30日)
 インドでは、空港での検査が非常に厳しいです。まず、一般の人は、空港施設内に入ることができません。空港施設に入るには、航空券が必要です。出入口には、銃を持った警備が2人立っていますので、航空券を見せないと、施設内に入ることができません。施設内にも、銃を持った警備がいたるところにいるので、緊張感があります。
 空港施設に入ると、まず、預ける荷物のX線検査をします。日本では、カバンを開閉できる部分にシールを貼るだけですが、インドでは違います。家電の量販店などで買い物をした際、段ボールを持ち帰れるようにPPバンドで縛るではないですか。あの、プラスチック製の1cmくらいの巾のロープをかけて、締め付けるではないですか。あれをするんです。もちろん、シールも貼るんですが。ハードタイプのスーツケースの場合は問題ないのですが、布製のバッグなどは悲惨です。スポーツバッグみたいなものの真ん中を、あのロープで縛られ、ヒョウタンみたいな形になってしまったり。
 そんな手続きを終えて、航空会社の窓口で搭乗手続きをして、チケットをもらう時、機内に持ち込む手荷物の個数を聞かれます。個数を答えると、荷物の個数分のタグをくれます。それをカバンにつけなくてはいけません。そしてセキュリティ・チェックを受けて、待合室に行こうとすると、何と、ダメなのです。というのは、セキュリティ・チェックをしていないのです。早すぎたのです。搭乗の30分前とかにならないと、セキュリティ・チェックをしてくれないのです。それまでは、航空会社のカウンターとセキュリティ・チェックをする場所の間で、時間が経つのを待つしかないのです。何しろ、セキュリティ・チェックをする場所への入口には、警備員が立っているので、入ることができないのです。
 時間が来て、ようやくセキュリティ・チェックをする場所への入口のドアが開きます。入口に立っている警備員に航空券を見せて、中に入ります。中に入ると、手荷物をX線検査機にかけます。そこでは、3〜4人の警備員がいて、X線検査の様子を確認しています。
 一方、身軽になった状態で、金属探知器のゲートをくぐると、そこには身体検査をする場所があります。金属探知器がなろうが、なるまいが、一人ずつ、身体検査をされてしまいます。ポケットの中とか、いちいちチェックしていき、問題がないと航空券の裏にスタンプを押してくれます。
 ここを通過すると、手荷物を受け取ります。手荷物に問題がなければ、手荷物に取り付けたタグにスタンプが押されます。これで、ようやく待合室に入ることができます。
 しかし、検査はまだまだ続くのです。搭乗時間になると、飛行機に乗るためのゲートが開きます。そこには5〜6人の係員がいて、手荷物検査をします。手荷物に取り付けたタグにスタンプがあるか、手荷物の中身に問題がないか、など。カバンは中を開けて、見せなくてはなりません。(ただ、見たからと言って、何が分かるのか、疑問ですが)ここでも問題がなければ、カバンに取り付けたタグと搭乗券の両方にスタンプが押されます。
 ここまででカバンのタグと、搭乗券の両方に2つずつのスタンプが押されていることになります。この状態で、バスに乗って、飛行機が待機しているところまで移動すると、そこに最後の係官が2人くらい待っていて、それぞれのスタンプを確認して、問題がなければ飛行機に乗り込むことができます。
 ここまで厳しい検査は、インドが始めてでした。ここまでする理由が分かりませんが(まあ、隣国と一触即発という状況なのでしょうが)、まあ、安全確認ということを言われてしまえば反論する余地はないのでしょう。ただ、これだけの人数の係官がいて、給料を払っていて、社会が成り立っているということが、10億人以上のインド人が飢えもしないで生活できている理由なのかもしれませんが。

◎インドの人の水の飲み方(2002年10月30日)
 インドの人が、PETボトルの飲料を飲む時の飲み方は変わっています。というのは、PETボトルの飲み口(注ぎ口)に、口をつけないのです。これを、私たちは「インド飲み」と呼んでいましたが、結構、そう言われているようです。
 このインド飲みは、やってみると、結構、難しいのです。私は、まだ、完全にはマスターできていません。飲み始めは、何とか口に入るようになりましたが、飲み終わりに服に水をかけてしまったりするのです。このような飲み方をする場合は、外で飲むことが多いのですが、どうしても彼らのように格好良く飲むことができません。
 最初に、この飲み方を見た時は、「なんで、そんな面倒な飲み方をしているのか」と疑問に思いましたが、いろいろ考えると、この飲み方がインドでは適しているのかもしれません。まず、彼らは1本の水を何人かに回すことが多いので、飲み口に直接、口をつけて飲むと、気分的に嫌なのかもしれません。しかし、良く考えると直接、口をつけて飲んで、水が残っている場合、インドの気候では飲み口に雑菌が繁殖してしまうことが考えられます。つまり、時間をおいて、残りを飲もうとした場合、雑菌によって食中毒になることも考えられるのではないでしょうか。なかなか賢い飲み方なのかもしれません。
 少なくとも、このインド飲みをマスターすれば、インドを観光する際も、安心して飲み物を持ち歩くことができるのではないでしょうか。

◎インディアン・タイム2(2002年10月30日)
 インドでは、時間がたくさんあるのでしょう。時間に追われているような生活をしている日本人の感覚では、いらいらすることが多いです。
 ある日、現地の人と、朝10時にホテルに迎えに来てくれるという約束をしていました。一緒に何カ所かを訪問する必要があったのです。私と友人のインド人は、日本の感覚で9時50分には、ホテルのロビーにあるソファーで彼が来るのを待っていました。
 10時15分になっても、全然、来る気配がありません。友人のインド人は、「インディアン・タイムです。10時30分頃、来るでしょう。」って言うんですよ。おいおい、それなら、先に言え!だったら10時30分まで、部屋でのんびりしているよ!
 10時30分になりました。まだ、来ません。インド人の友人は、「遅いですね。そろそろ来ると思います。」とか言いながら、新聞を読んでいるんです。そして、何の連絡もないまま、10時45分になりました。インド人の友人も新聞を読み終わってしまったのでしょう。することがなくなったらしく、「遅いですね。電話をしてきます」って。おい、さっさと電話をして来いよ!!何をのんきに新聞なんか、読んでるんだ!
 しかし、「連絡がとれないです。ホテルに向かっているみたいです」と言いながら、帰ってきた時は、あきれました。この友人も、所詮、インド人なんです。大して役に立たないんですね。
 さて、10時50分を過ぎた頃、ようやく彼が来ました。しかし、謝る気持ちは全然、ないんです。言うにことかいて、「渋滞していた」だって!おいおい、お前の家から、ここまで30分もかからないじゃないか!その間のどこが、渋滞するんだ!!ふざけるな!
 しかし、これで終わりではないんですね。我々は4人で、車を2台、回してくれることになっていたのに、車が1台もないんですね。渋滞で車が遅れているんだと。まあ、車が来るっていうから、待つことにしました。ところが、11時20分になっても、車が1台も来ないんですよ!さすがに我慢も限界です。1時間30分も待っているんですよ!!
 頭に来て、友人のインド人に車を手配しろ!って言ったら、何と5分で2台の車が来ました。遅れてきたヤツは、何なんだろう?このインド人の友人も何なんだろう?ちゃんとすれば、10時5分には、ホテルを出発できているんですよ。全く、インド人のルーズさには、あきれてしまいます。インド人と付き合うときは、十分に気をつけないといけませんね。
 
◎インディアン・タイム1(2002年10月30日)
 デリーの国内線の空港にThomas Cookがありました。ちょうど、空港の建物の外壁のところに店舗があり、空港内と空港の外の両方に窓口があり、どちらに側からも両替をすることができるようになっていました。
 昼、3時頃、行ったのですが、人がいないのです。もちろん、営業時間です。店舗内の電気はついていました。パソコンとかも電源が入っていました。どうみても営業中です。それなのに、店員だけがいないのです。
 インド人の友人は、「インドでは、よくあることです。これがインドです。」と言っていました。どうしても両替をしないと、お金がないので、待つことにしたのですが、10分経っても、20分経っても、店員が来ないのです。
 空港内で待っていたのですが、店内を通して反対側に空港の外側の窓口があり、そちらでも別の客が待っていました。そのおじさんと目が合いましたが、お互いに肩をすくめるしかありませんでした。
 30分近く待って、ようやく店員が戻ってきました。ところが、謝ることもなく、何事もなかったように、仕事を始めるではないですか。文句を言いながら現金を渡して、書類にサインをして、両替をすることはできましたが、何だか納得がいきませんでした。
 ああいう店員はクビにして欲しいところですが、インドではごく当たり前のことらしいので、そうもいかないのでしょう。何とかならないものでしょうか。
 
◎インドへの飛行機(2002年10月30日)
 インドに到着する飛行機は、不思議なことをします。日本人には、理解できないと思います。初めてのインド行きは、JALで成田からデリーへの直行便に乗ったのですが、その不思議なことは、デリーが近くなってから起きました。
 飛行機がデリーの空港に到着する直前のことでした。突然、機内放送があり、「インドの検疫所の指示で、機内を殺菌します。」とか言って、キャビンアテンダントが何かのスプレーを飛行機内に散布し始めたのです。
 あれは、一体、何なのでしょうか??本当に、殺菌できてるのでしょうか??って言うか、何で日本からインドに行くのに殺菌されなきゃいけないのでしょうか??理解できないです。むしろ、インドから日本に戻る飛行機を殺菌するべきでしょう。それなのに、日本に到着する時は何もしません。絶対に、逆でしょ?おかしいと思います。
 
◎インドの電気事情(2002年10月30日)
 インドでは、頻繁に停電します。停電は、日常、ふつうに起きる、至極当たり前のことです。Delhiで半日過ごした時、たった1時間の間に4〜5回、停電がありました。少なくとも、毎日あります。これはDelhiに限らず、Chennai、Hyderabadなど、どこの都市にいても必ず遭遇します。
 初めて停電になった時は、非常にあせりました。何しろ、最近の日本では停電ということを体験しないので、一瞬、何が起きたか理解できなくなってしまうのです。
 最初に遭遇したのは、夜、ホテルに着いて鞄を開けようとしている時でした。突然、真っ暗になって、何もできなくなってしまい、少しして、「ああ、これが噂に聞いていた停電か」と理解できるようになってきます。少しして、目が慣れてきたかな、という頃、ホテルの自家発電装置が作動し、電気が復旧しました。
 ホテルでは、どこでも自家発電装置を備えているようですので、停電になっても2〜3分で電気が復旧するようです。たまに5分以上かかることもありますが、まあ、インドですので仕方がないことでしょう。




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