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更新日:
 2018年7月18日








































国名:インド共和国
   the Republic of India
   国内での正式名称は、Bharat(バーラト)
 
首都:Delhi
 1911年に英国インド領の首都として建設が開始され、1931年に完成。以来、独立後も首都として機能している。
 
州:7つの単位に分割されており、州あるいは連邦直轄地として知られている。全国で28の州、および7つの連邦直轄地がある。北東部の州は、アッサム州、アルナカルプラデシュ州、マニプール州、メガラヤ州、ミゾラム州、メガランド州、シッキム州、およびトリプラ州である。北部の州は、ジャンム〜カシミール州、ヒマーチャルプラデッシュ州、パンジャーブ州、ハリアナ州、ラージャスターン州、ウッタランチャル州、ウッタルプラデシュ州、ジャールカンド州、およびビハール州である。東部の州は、西ベンガル州およびオリッサ州である。中央部の州は、マドヤプラデシュ州およびチャッティースガル州である。西部の州は、ゴア州、マハラーシュトラ州、およびグラジャート州である。また、南部の州は、アンドラプラデシュ州、カルナータカ州、タミールナド州、およびケララ州である。連邦直轄地は、アンダマン〜ニコバル諸島、チャンディーガル、ダドラ〜ナガルアベリ、ダマン〜ディウ、デリー、ラクシャドウィープ、およびポンディシェリーである。各州はさらに複数の地区に分かれており、全国に合計593の地区がある。

面積:3,287,263km2(世界で7番目に大きい国)(日本の国土の8.7倍)
 
人口:
 10億2,702万人(2001年インド国勢調査)(日本の人口の8.1倍)
 12億1,057万人(2011年国勢調査)

 1991年の国勢調査における総人口は846,000千人であることから、10年間の絶対増加率は21.34 %であった。これに先行する10年間(1981〜91年)の人口増加率と比較すると、1991〜2001年の10年間の増加は実質的には2.52%減少した。インドは、地球の陸地面積のわずか2.4%を占めるにすぎないが、全世界の人口の16.7%を占めている。

人口増加率:
 17.64%(2001〜2002年:2011年国勢調査(暫定値))
 17.68%(2011年国勢調査)

人口密度:
 273人/km2(1991年)
 324人/km2(2001年)

人口構成:
 男性人口:5 億3,220万人(総人口の51.74%)
 女性人口:4億9,650万人(総人口の48.26%)
 全国の農村部の人口は7億4,165万人で、総人口の72.22%、都市部の人口は2億8,535万人で、総人口の27.78%を占めている。

出生率:推定 22.8‰(2004年)
死亡率:8.38‰(2004年)
 2004年の推定値によれば、女性1人が生涯に出産する子供の平均人数は2.85人である。しかしながら、これらのデータには、州間、男女間、および農村と都市との間で大幅な格差がある。

平均寿命:
 全国:63.99歳(2004年推定)
 男性:63.25歳(2004年推定)
 女性:64.77歳(2004年推定)

労働力人口:6億6,000万人(2005年)

人種:インド・アーリヤ族が全体の72%を占める。他に、スキト・ドラヴィダ族、モンゴロ・ドラヴィダ族、モンゴロイド族、ドラヴィダ族、原始部族など。

言語:連邦公用語はヒンディー語、英語は準公用語とされている。
   他に地方公用語として、憲法で公認されている州の言語が17ある。
   さらに少数民族間で話されている言語を含めると179言語、544方言があると言われている。
 実際には、約300の言語/方言が話されている。ヒンディー語は、国民の30%の第1言語である。ヒンドゥスターニー語は、ヒンディー語/ウルドゥー語の普及した変種であり、北部全域で広く話されているが公用語ではない。英語は憲法で、公務において継続して使用することを規定している。ヒンディー語および英語はともに、一定の用途においてその使用が義務付けられている。たとえば、決議文、一般命令書、規則、告示、報道声明、行政報告書、免許証、許可証、契約書、および協定書などである。
 各州には、州内で公用語として用いる言語を1つあるいは複数採用する権限が与えられている。ただし、州同士および州と連邦との間の通信には、公用語として英語あるいはヒンディー語を用いる必要がある。憲法に指定言語として列挙されている言語は、アッサム語、ベンガル語、グジャラート語、ヒンディー語、カナラ語、カシミール語、コンカニ語、マラヤーラム語、マニプール語、マラーティー語、オリヤー語、パンジャブ語、サンスクリット語、シンド語、タミル語、テルグ語、ウルドゥー語である。

宗教:
・ヒンドゥー教徒80.5%、イスラム教徒13.4%、キリスト教徒2.3%、シク教徒1.9%、 仏教徒0.8%、ジャイナ教徒0.4%(2001年国勢調査)
・ヒンドゥー教徒79.8%、イスラム教徒14.2%、キリスト教徒2.3%、シク教徒1.7%、 仏教徒0.7%、ジャイナ教徒0.4%(2011年国勢調査)

識字率:
 65.4%(2001年インド国勢調査)
 74.04%(2011年国勢調査)
 73.00%(2011年国勢調査)

◎国旗
 国旗は上から濃いサフラン色、白、深緑色の3色を基調としている。旗の縦:横の比率は2:3で、白い部分の中央にはチャルカ(糸車)を象徴するネイビー・ブルーの車輪が描かれている。これは、サルナートにあるアショカ王柱の獅子柱頭 のアバクス(円柱の頭部を囲む板)にある車輪と同じデザインである。車輪の直径は白い部分の幅とほぼ同じで、スポークは24本ある。サフラン色は勇気、犠牲、そして再統合の精神を、白は純潔を、緑は信仰と肥沃さを、それぞれ象徴している。
 オレンジはヒンズー教を、緑はイスラム教を、白は平和を表している。中央の紋章はチャクラといって、3世紀頃のインドの神殿の柱にある飾り物。24の車軸は1日の時間を表している。

◎国章
 国章はサルナートで出土したアショーカ王柱の獅子柱頭を原案にデザインされたものである。原案では、アバクスの上に4頭のライオンが背中合わせに立っており、装飾部分に象、疾駆する馬、雄牛、ライオンのレリーフが施され、それぞれの間に車輪が彫られており、その下は鐘型の蓮の花の形をしている。国章では3頭のライオンしか見えず、4頭目は裏側に隠れた形となっている。アバクスの車輪が正面を向いており、その右側には雄牛、左側には馬のレリーフが見え、左右両端にはそれぞれ横を向いた車輪の形が浮かび上がっている。鐘型の蓮の花は省略されている。
 円形のアバクスの上に置かれた4頭のライオン(1頭は隠れているが)は、力と勇気、そして自信を表している。アバクスには、これより小さい4頭の動物が描かれている。これらは各方角の守護神であり、北はライオン、東は象、南は馬、西が雄牛である。アバクスは満開の蓮華の上に載せられている。アバクスの下には、「真実のみが勝つ」を意味するサッティヤメヴァ・ジャヤテ(Satyameva Jayate)という言葉がディヴァナガリー(Devanagri)文字で記されている。
 国章は、古代から受け継がれてきた世界平和と親善への思いを現代のインドでも再確認するものである。
 
◎国歌
 「Jana Gana Mama」(ジャナ・ガナ・マナ(インドの朝))
 ノーベル文学賞を受賞した詩人、ラビーンドラナート・タゴール作で、1950年1月24日、インド国歌として採用された。
 
◎国獣:トラ。
 
◎国鳥:クジャク。
 
◎国花:ハスとインドボダイジュ。
 
◎政治体制(2018年6月15日)
 政体:共和制
 元首:ラーム・ナート・コヴィンド大統領(Ram Nath Kovind)
    2017年7月25日就任。第14代大統領。
 議会:二院制(上院250議席、下院545議席)

◎政府(2018年6月15日)
 首相:ナレンドラ・モディ(Narendra Damodardas Modi)
 外相:スシュマ・スワラージ(Sushma Swaraj)

◎内政(2013年2月15日)
 1996年5〜6月の下院総選挙後、第一党のインド人民党(BJP)がヴァジパイ政権を発足させたが、信任を得られず辞任。第3勢力の統一戦線(UF)が、コングレス党の閣外協力を得て6月1日ゴウダ政権を発足。
 1997年3月末、コングレス党の支持撤回後の信任投票でゴウダ政権は否決され、4月22日グジュラール統一戦線(UF)政権が発足。11月末、グジュラール政権は、コングレス党の閣外協力撤回を受けて崩壊。
 98年2〜3月の第13回下院総選挙後、BJP連合が第1勢力となり、3月19日、ヴァジパイ政権が成立。しかし、昨年4月同政権の信任否決により崩壊。
 1999年9〜10月の総選挙後、10月13日、再び第一党となったBJPを中心とするヴァジパイ連立政権が発足した。
 第14回下院議員総選挙は2004年4月から5月にかけて行われ、コングレス党を中心とする連立政権として、統一進歩同盟(UPA)政権(マンモハン・シン首相)が発足。
 2009年4月から5月に行われた第15回下院議員総選挙では、与党コングレス党が大勝を収めUPAが過半数を確保。第2次UPA政権が発足した。

◎外交基本方針(2002年4月)
 伝統的に非同盟、多極主義を志向。近年、米国との関係を積極的に強化。またロシアとの伝統的な友好関係を維持。中国との経済関係が急速に発展。パキスタンとの関係改善を促進。東アジアとの関係を重視する「ルック・イースト」政策を推進。
 
◎軍事力
・予算
 156億ドル(2001年度)
 223億ドル(2006年度)
 約430億ドル(2012年度)
 約480億ドル(2015年)(Military Balance 2016)

・兵役:志願制

・兵力
 陸軍110万人、海軍5.3万人、空軍11万人(2001年度)
 陸軍110万人、海軍5.5万人、空軍16万人(Military Balance 2007)
 陸軍113万人、海軍5.8万人、空軍13万人(Military Balance 2010)
 陸軍115万人、海軍5.8万人、空軍13万人(Military Balance 2016)
 インドは、98年5月2度にわたり地下核実験を実施。これに対抗してパキスタンも同月核実験を行った。また、ミサイル開発も継続している。
 信頼できる最小限の核抑止力の保持、先制不使用、非核保有国への核兵器不使用、核実験の自発的な停止等を内容とする核政策を採用。弾道ミサイル開発は継続。
 約8,800名の軍事・警察要員を国連ミッションに派遣(2009年11月、国連資料)
 7,471名の軍事・警察要員を国連ミッションに派遣(2016年8月、国連資料)

◎経済(単位:米ドル)
・主要産業:農業、工業、鉱業、IT産業

・名目GDP
 1兆8,480億ドル(2011年:世銀資料)
 2兆074億ドル(2015年:世銀資料)

・GDP成長率
 5.2%(2000年度、印側資料)
 8.7%(2007年度:インド政府資料)

・一人当たりGDP
 1,410ドル(2011年:世銀資料)
 1,581ドル(2015 年:世銀資料)

・GDP成長率
 6.5%(2011年度:インド政府資料)
 7.9%(2015年度:インド政府資料)


・GNI
 4,418億(1999年:世銀アトラス2000年度)

・1人当たりGNI
 440(1999年:世銀アトラス2000年度)
 822.7ドル(2007年度:インド政府資料)

・消費者物価上昇率
 3.8%(2000年度12月、印側資料)
 5.8%(2007年度:インド政府資料)
 8.4%(2011年度:インド政府資料)
 3.2%(2017年1月:インド政府資料)

・卸売物価指数上昇率
 5.4%(2007年度:インド政府資料)
 9.1%(2011年度:インド政府資料)
 5.3%(2017年1月:インド政府資料)

・失業率:n.a.

・外貨準備高
 453.6億ドル(2001年8月末、印側資料)
 3,092億ドル(2007年12月:インド政府資料)
 2,940億ドル(2012年3月9日付:インド政府資料)
 3,679億ドル(2017年3月31日時点:インド準備銀行)

・債務返済比率(DSR)
 16.0%(1999年度、印側資料)
 4.8%(2006年度、インド政府資料)
 3.1%(2015年:世銀資料)

◎総貿易額(単位:億ドル)(インド政府資料)

輸出

輸入

2006年度

1,263.60

1,857.50

2007年度

1,629.00

2,514.40

2008年度

1,852.90

3,036.90

2009年度

1,787.50

2,883.70

2010年度

2,455.60

3,507.00

2011年度

3,059.64

4,893.19

2012年度

3,004.01

4,907.37

2013年度

3,144.05

4,501.98

2014年度

3,105.72

4,479.76

2015年度

2,622.90

3,810.06


◎主要貿易品目
・輸出
 宝石、衣料、綿糸・綿布、海産物、金属製品(2000年)
 工業品、繊維・繊維製品、宝石、化学関連製品、石油製品(2006年度)
 石油製品、宝石類、機械機器、化学関連製品、繊維(2011年度、インド政府資料)
 石油製品、宝石類、機械機器、化学関連製品、繊維(2014年度、インド政府資料)

・輸入
 原油・石油製品、宝石類、一般機械(2000年)
 原油・石油製品、電子機器、電気機械、金、宝石類(2006年度)
 原油・石油製品、金、機械製品(2011年度、インド政府資料)
 原油・石油製品、金、機械製品(2014年度、インド政府資料)

◎主要貿易相手国
・輸出
 米国、香港、UAE、英国、独、日本(2000年)
 米国、UAE、中国、シンガポール、英国、香港(日本は第12位)(2006年度)
 UAE、米国、中国、シンガポール、香港、オランダ(日本は第11位)(2010年度、インド政府資料)
 米国、UAE、香港、中国、英国、シンガポール(日本は第11位)(2015年度、インド政府資料)

・輸入
 米国、英国、ベルギー、スイス、日本、独(2000年)
 中国、サウジアラビア、米国、UAE、スイス、イラン(日本は第12位)(2006年度)
 中国、UAE、スイス、サウジアラビア、米国、イラク(日本は第15位)(2010年度、インド政府資料)
 中国、米国、サウジアラビア、UAE、スイス、インドネシア(日本は第11位)(2015年度、インド政府資料)

◎経済概況
 インドは独立以来、混合経済体制下で重工業を重し輸入代替工業化政策を進めてきた。しかし、貿易赤字体質の継続、巨額の財政赤字等により1980年代末にはインド経済は行き詰まりを見せた。1991年発足したラオ政権(当時)は経済改革に着手し、規制緩和・撤廃、為替レートの引き下げ、貿易自由化、外貨導入等を内容とする経済自由化を積極的に推進。この結果、対印外国投資が急増、経済成長率の回復、輸出増大による貿易赤字の縮小、外貨準備高の増加等かなりの成果を納めた。その後の政権も同政策を維持・推進。ヴァジバイ政権は、「第2世代の改革」を掲げ経済改革を継続して推進している。
 1990年代中盤には3年連続で7%を超える高い実質成長を達成。2007年には、世界的な経済減速に伴い成長率は8.7%となったが、2005年度は9.0%、2006年度には9.4%の成長を達成した。2004年に発足したマンモハン・シン政権は規制緩和や社会的弱者救済等の基本政策に基づき、農村開発や雇用対策に優先的に取り組むとともに、外資規制緩和や国営企業民営化等の経済自由化政策を継続している。

◎在留邦人数
 2,821人(2007年10月現在)
 5,554人(2011年10月現在)
 8,655人(2015年10月)(外務省海外在留邦人数調査統計)

◎在日インド人数
 18,906人(2006年12月現在)
 21,501人(2011年12月現在)
 28,047人(2015年12月)(法務省在留外国人統計)


☆インド生活情報

通貨(2002年4月)
 インディアン・ルピー(Indian Rupee)と、パイサ(Paisa)(1ルピーは、100パイサ)。紙幣には、ヒンディ語と英語を含む17の公用語とアラビア数字で金額が表示されている。ルピーは、単数でRe.、複数でRs.、パイサはP.と表記される。
 紙幣は500、100、50、20、10、5、2、1ルピーの8種類。硬貨は5、2、1ルピーと50、25、20、10、5パイサの8種類がある。
 
・レート
 1ルピー=約2.7円(2002年7月)
 1ルピー=約2.61円(2003年3月)
 1ルピー=約2.84円(2007年度平均)
 1ルピー=1.53円(2012年12月17日付)
 1ルピー=1.71円(2017年3月31日)

 1米ドル=約40.3ルピー(2007年度平均)
 1米ドル=54.73ルピー(2012年12月17日付)
 1米ドル=64.85ルピー(2017年3月31日)


 インドのお金は国外に持ち出す事を禁止されているので、日本国内で両替することはできません。インド国内に入ってから両替し、出国時には必ず使いきっていなければならないのです。出国する時に硬貨を持っているのが見つかると、没収されてしまいます。インドに行く方は、気をつけてください。
 
◎時差(2002年4月)
 インド標準時は、日本標準時より3時間30分遅れです。
 
◎ビザ(2002年4月)
 インドを訪問したい外国人は、自分の住んでいる国にあるインド大使館でビザを得なければなりません。また、有効なパスポートも必要です。
 
*観光ビザ
 観光の目的であれば180日間有効なビザが発行され、期間内は何度でも出入国できます。また、ビザが有効な期間は連続して、インドに滞在することができます。すなわち、最長180日間、滞在が可能です。しかし、有効期間が1ヶ月の場合、1ヶ月しか滞在することができません。
 
*団体ビザ
 インド政府が承認している旅行会社が主催する5人以上のグループツアーには団体ビザを発行します。インド入国後、入国管理事務所から旅行許可書をもらえば各自別行動もできますが、出国する際は入国時と同じグループで出国しなければなりません。
 
*ビザの延長
 観光ビザの延長はできません。
 
*観光ビザについては状況が流動的なので、出発前にインド政府観光局、インド大使館(東京都千代田区九段南2-2-11、TEL 03-3262-2391)、あるいは総領事館(神戸市中央区神戸通り4-1-8 ITCビル、TEL 078-241-8116)にお問い合わせください。
 
◎外貨の持ち込み(2002年4月)
 観光客がインドに持ち込める外貨(トラベラーズチェックまたは現金)に限度はありませんが、総額が1,000ドルを超える場合は、入国時に書類でその金額を申告しなければなりません。その申告書は、外貨をルピーに替えるとき、および、出国時にルピーを元の通貨に戻すときに必要になります。
 外貨は許可を受けた両替所で両替してください。両替の証明書は、後日ルピーを元の通貨に両替するときに必要ですから、必ず保管しておいてください。私設の両替所で両替することは、インドの法律(1973年制度の海外為替法)に触れ、また贋金を渡される危険もあります。
 
◎関税(2002年4月)
 旅行者本人の使用するもので無税扱いになるのは次のものです。
・タバコ200本、または葉巻50本。
・カメラ用フィルム25本。
・ シネ用フィルム50本。
(ただしインド入国の際の手続きによりそれぞれ50本、20本の追加が可能。シネ用フィルムは1本100フィート)
・カメラ2台
・シネカメラ1台
・ウイスキー1本
 
◎出国税(2002年4月)
 インド国外に出るときは、空港または港で300ルピーの出国税(Foreign Travel Tax)を支払ってください。
 アフガニスタン、バングラデッシュ、ブータン、ミャンマー、ネパール、パキスタン、スリランカ、モルディブに行く方は150ルピーとなります。
 船でラメーシュワラムとタライマナルへ行く方には税金がかかりません。
 飛行機客で、乗り継ぎのために空港を利用する場合も税金はかかりません。
 飛行機のトラブルなどやむをえない理由で空港を出たとき、同じ便で旅行を続ける場合は税金がかかりません。
 船が港に停泊する間、ショッピングなどの目的で上陸した場合も、税金はかかりません。
 
◎航空会社(2002年4月)
 直行便の狭い座席におよそ8時間我慢すれば、あなたはデリーに到着しています。これが最も手短にインドに到達するに至る道です。
 日本(成田)とインド(デリー)を直接結んでいるのは、現在エア・インディアと日本航空の2社しかありません。(全日空も就航していましたが、現在では休止路線となってしまいました)。従って、直行便を使うならばこの二社のいずれかの便を利用する事になります。
 
◎電気事情(2002年4月)
 ほとんどの地域の電圧は、AC220V、50Hzですが、直流の地域もあります。停電は日常的に起きます。大きなホテルでは、発電機を備えているので、比較的、短時間の停電で復旧します。
 
◎クレジットカード(2002年4月)
 一流ホテル、ある程度、しっかりした店では利用できます。多分、地方や小さい店では使えないと思います。
 
◎チップ(2002年4月)
 一流ホテル、レストランでは、日本と同じくサービス料が勘定に含まれています。含まれていない場合は、10%程度のチップを渡せばいいでしょう。
 
◎電話(2002年4月)
 電報電話局、公衆電話、ホテル、町中のテレフォン・オフィスPCO(Public Call Office)からかけられる。PCOには電報電話局の認可を受けた公営のものと、私営のものがあり、料金は公営の方が安い。
 通話は、市内通話(Local Call)、国内長距離通話STD(State Trunk Dialing)、国際通話ISD(International Subscriber Dialing)の3種類がある。オフィスによって、取り扱う通話の種類が異なる。ホテルからかけると、手数料が入るため、料金が割高になる。
 公衆電話は、市内通話のみ利用可能。テレフォンカードはなく、コインのみ使用可能。田舎の街では、公衆電話の数も少ない。
 国際電話は、「00+81+番号」で日本に直接かけられる。
 
◎車(2002年4月)
 車は右ハンドル(左側通行)です。

◎国際電話(2002年4月)
 国番号:91
 
◎祝祭日(2002年4月)
 宗教により祝祭日が異なるため、インドでは州単位で祝祭日が定められている。祝祭日は、官公庁や銀行、多くの商店が休業になる。全国的な祝祭日は、次の通り。
 1月26日 :共和国記念日
 3〜4月 :グッド・フライデー(キリスト教:a)
 4月13日 :マハーヴィーラ生誕祭(ジャイナ教)
 4〜5月 :ブッダ・プルニマ(仏教)
 8月15日 :独立記念日
 9〜10月 :ダシャラー(ヒンドゥ教:a)
 10月2日 :ガンジー生誕祭
 10〜11月 :ディワーリー(ヒンドゥ正月:a)
 12月25日 :クリスマス(キリスト教)
 
・イードゥル・フィトル(イスラム教:b)
・イードゥル・アズハー(イスラム教:b)
・ムッハラム(イスラム教:b)
 
a:毎年日付が変わる移動祝祭日
b:イスラム歴による移動祝祭日
 
◎姓名(2002年4月)
 結婚すると苗字が変わるらしい。

◎教育
 学校は、3月開始。5、6月が夏休み。

◎写真撮影(2002年4月)
 インドには写真におさめたいモニュメントや自然がたくさんありますが、それらの中には事前に撮影許可(5,000ルピー)が必要なところがあります。
(1)フラッシュやランプで照明したり、三脚を使って遺跡の写真を撮る場合は、Department of Archaeology, New Delhiの許可が必要です。
(2)野生保護地区での写真撮影には料金がかかります。料金は保護地区ごとに決まっていますので、政府観光局にお問い合わせください。
 
◎飲酒(2002年4月)
 ごく一部で禁酒法を実施している州があります。その州では酒を飲むのに許可が必要ですので、政府観光局にお問い合わせください。

◎気候
 代表的季節は冬、夏、およびモンスーンの3つである。冬期(11〜3月)は、晴天の日が多く、全域を通じて過ごしやすい。北部の平野では、最低気温が急激に低下し、丘陵地帯には降雪がある。しかしながら、インド南東部のマハラシュトラでは、12〜1月は気持ちのよい涼しさで、決して冷え込むことはない。夏期 (4〜6月)は、ほとんどの地域で暑くなる。
 南西モンスーンは通常、6月初旬ころ西海岸に発生し、その後そのほかの地域に達する。南東部を除き、6〜9月の間に年間降雨量の大部分が降る。南東部では、10月中旬〜12月下旬までに北東モンスーンにより、その降雨量の大部分が降る。全国の年間平均降雨量は105cmである。

・夏季:4〜6月
 2月頃から徐々に暑くなり始め、4〜5月に暑さがピークになる。デリーなどの内陸部では、平均最高気温が40〜50℃を越えることがある。ムンバイ、コルカタなどの沿岸部では湿度が高く、うだるような暑さになる。
 
・雨季:6〜9月
 モンスーンの影響で、1年の降雨量のほとんどが、この時期に集中する。雨量は西南部で特に多く、ムンバイでは7月に900mm以上、コーチンでは700mm以上の降雨量が記録されている。
 
・冬季:10〜3月
 デリーなど北部の街では、日中の平均気温が20℃前後と温暖になる。ただし、朝晩は冷え込みが厳しく、セーターなどが必要になる。


◎略史
 紀元前3000年頃からインダス河流域に興った世界の四大古代文明のひとつインダス文明により歴史が始まる。アーリヤ人の侵入等、幾度かの統一、分割の後、イスラム教徒の支配を経て19世紀中頃にイギリスの支配確立、植民地化。第一次大戦後、ガンディーらの指導で民族運動が急激に高まり、第二次大戦後、ヒンドゥー教徒を主とするインドとイスラム教徒のパキスタンとに分れて1947年イギリスの植民地から独立。1947年パキスタンと分離独立。

1858年 イギリスの直轄地になる。
    第二次世界大戦後、ヒンドゥー教徒を主とするインドとイスラム教徒のパキスタンとに別れて独立。
1905年 ベルガル分割令を契機に国民会議派を中心に独立運動が本格化。
1946年 新憲法制定のための選挙。
1947年 インドとパキスタンが独立。
    両国がカシミールの帰属を主張し、武力衝突(カシミール問題)。
1948年 ガンジーが暗殺された。
1949年 カシミール問題、停戦。カシミールはインドとパキスタンに二分された。
1950年 カースト制度の廃止を含む新憲法の制定。プラサド大統領、ネルー首相、インド共和国として完全独立。共和制。
1964年 ネルー死亡。シャストリ首相。
1965年 カシミール問題が再燃。カシミール戦争が勃発。
1966年 シャストリ死亡。ネルーの娘、インディラ・ガンジーが首相に就任。
1971年 インド・パキスタン戦争勃発。インドの圧勝により、東パキスタンはバングラディシュ人民共和国として独立。初代首相はラーマン。(1975年にクーデターが起き、ラーマンは失脚)
1974年 核実験成功。
1975年 非常事態宣言。インディラ・ガンジー政権への反対派を弾圧。
1977年 インディラ・ガンジーは総選挙で敗北。人民党政権が成立。
1980年 インディラ・ガンジー政権復活。
1984年 インディラ・ガンジー暗殺。インディラ・ガンジーの長男ラジブ・ガンジーが新首相に就任。
1989年 総選挙でラジブ・ガンジーは敗北。
1991年 総選挙中にラジブ・ガンジーはタミル人によって暗殺された。
1998年 インド人民党(BJP)を中心とする連立政権が成立。
2004年 コングレス党を第一党とする連立政権が成立。



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