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更新日:
2008年1月24日
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一般に、多彩なスパイスを使うことが特徴とされています。その種類は、地域、民族、宗教などによって多種多様です。大別すると、北インド料理と南インド料理に分けられます。さらに、菜食料理(ヴェジ)と非菜食料理(ノンヴェジ)に分けられます。
日本では、インド料理=カレー(CURRY)と思うかもしれませんが、インドに「カレー」という料理はありません。日本で言う「チキンカレー」は「バター・チキン」、「ほうれん草とチーズのカレー」は「パラク・パニール」と言い、「カレー」という単語は出てきません。「カレー」という言葉は、スパイスを使った汁気のあるインド料理の総称としてイギリス人が作った単語で、語源はタミル語の「Kari(汁、具の意味)」とされています。
現在では、インドでも英語の「Curry」という言葉が入っており、メニューに記されている場合もあるようです。すなわち、外国人と話す時に「カレー」という言葉をわざわざ使う人はいても、実際には私たちがイメージする「カレー」の概念にぴったりとはまる料理のカテゴリーはありません。
◎北インド料理
北インドでは、パンが主食です。日本では、ナーン(naan)が有名ですが、インドではチャパティ、ローティなど、様々なパンがあります。
北インドでは、小麦粉を使ったナーンやチャパティが主食として主に食べられているパンですが、タミルナドゥー州、カルナータカ州、ケララ州などの南インドでは、米粉を使ったクレープのような「ドーサ」、米粉で作った蒸しパン「イドリー」、日本のお好み焼きにちょっとだけ似ている「ウッタパム」などを主食に食べています。
◎南インド料理
南インドでは、米が主食です。
ちょっと酸味がありサラサラしたカレー「サンバル」やスープのような「ラスム」、ココナッツをおろした「ココナッツチャトニー」は、南インド料理全般で定番のおかず。その他カレーも、北インドとはまた少し違った味付けで、比較的サラっとしているのが特徴です。タマリンドやココナッツをよく使います。
ケラーラ州など海沿いでは、魚料理も多く、全体的にスパイシーと言えます。
◎ムグライ(ムガール)料理
インドの宮廷料理で、非常にクリーミーかつマイルドでもったりしており、高カロリーなのが特徴。マトンやムルグ・マッカニー(バターチキン)、カバブなどが有名です。特にカルダモン、シナモン、グローブなどのスパイスをふんだんに使います。ナーンは噛むうちにほのかに甘い風味が出てきて、味わいを楽しめます。
◎ベンガル料理
ベンガル人はインドの他の地域と異なり、肉と魚を日常的に食べる習慣があります。日本と違うのは、ベンガルで食べられている魚の大半が淡水魚であること。鯉に似た「ローフー」という魚や、ナマズに似た「マグル」など、マーケットにはあらゆる魚が売られています。魚好きな日本人にとって、ベンガル料理は絶対に食べておきたい料理のはず。
ベンガル料理は、サルソン(マスタード)をよく使います。マスタードオイルやマスタードシードをふんだんに使った、ピリっとした味がよく見られます。
また、チャパティなどのパンよりは、主食として米を多く食べる文化があります。ベンガル地方はミターイー(スウィーツ)でも有名。「サンデーシュ」や「ミシュティ・ドイ」(カルダモン風味の甘いヨーグルト)など、代表的なスウィーツを食べてみるといいでしょう。
◎グジャラート料理
グジャラート料理はインドの中でも日本人好みの味ナンバーワンという声もよく聞きます。甘めの味付けが特徴で、ターリー(定食)の品数が非常に多いことでも有名。一品食べ終わるや否や、ウェイターがすぐさまおかずを継ぎ足しに来るというサービスも特徴で、おなかが破裂しそうになるほどに、大食いしまうこと必至! でも、そのおいしさはやみつきになります。
◎パンジャービー料理
ギー(牛乳から作られる液体のバター)を大量に使うパンジャービー料理は、非常に高カロリーで知られます。ダール・マッカニー(バターたっぷりの豆のカレー)などが定番メニュー。「がっつり食べたい!」というような時にはおすすめです。
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