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更新日:
 2008年1月24日




インドの地図 

◎インドの気候(2002年4月)
 インドは日本の約9倍の国土を持っています。万年雪をいただくヒマラヤの山々から、雨の降らない砂漠、椰子の葉茂る南インドのビーチまで、気候も一概にはいえませんが、各都市訪問地別に大別する事ができます。
 日本では四季がありますが、インドには3つの主な季節、冬、夏、モンスーン(雨期)があります。
 
☆冬(10月〜3月)
 インドのベストシーズンです。(カシミール、ダージリン、ブータンなど、ヒマラヤ山間部をのぞきます)
 
・北インド
 日本の初夏のようなさわやかな毎日が続きます。10月と3月は、多少暑く感じる事もありますが、通常、日中は25℃から35℃程度で、半袖もしくは綿の長袖がちょうど良いくらいです。朝晩は10℃から15℃まで低くなります。日中と夜間の気温差が激しいため、咽を痛めたり、風邪をひくこともあります。重ね着の出来るカーディガンやジャンパーが必要です。
 また大陸性の気候となり、空気がたいへん乾燥しています。半袖より、長袖のゆったりとしたシャツが日焼けの予防にも良いようです。
 この時期、北インド地方ではほとんど雨が降らず、青空の快適な気候が続きます。11月下旬から1月下旬には北インドのいたるところで、一面黄色のからし菜の花畑を見ることができます。
 
・西インド
 北インド地方とほぼ同じですが、日中の温度はそれより若干高くなります。この時期でも日中は30℃以上になります。また、ボンベイなどの沿岸部では湿気も加わります。
 ラージャスタンの砂漠地方、特にジャイサルメール等のダール砂漠のオアシスの町は典型的な砂漠の気候となり、日中は気温が上がりますが、朝晩との気温差が著しく、ジャンパーなどが必要です。
 中インドのアジャンタ・エローラは10月下旬から11月にかけての頃、多少雨が降る場合があります。
 
・北部山岳地域
 しばしば非常に冷え込み、山岳地方では雪が降ります。北インド平野部の夏にあたる4月から5月、そして秋□が旅行のベストシーズンです。
 
・東インド
 北インドとほぼ同じです。
 
・中部インド
 北インドより日中の気温は上がりますが、快適です。
 
・南インド
 年間を通じあまり気温に差がありません。夏も北インドほど気温は上がらず、7、8月の頃でも冬と同じように考えれば良いです。沿岸部では、スコールがあります。
 
☆夏(4月〜6月)
 酷暑期と呼ぱれ、インドで最も暑い時期です。内陸部では摂氏40度を越えることもあります。インドの中でもベナレス、ブダガヤ等は特に暑くなるところです。カルカッタ、ボンベイなどの沿岸部では湿度がたいへん高く、じっとしていても汗がでます。北部山岳地域、ダージリン、シッキム、ラダック、カシミール地方はそれほど暑くなりません。
 
☆雨季(7月〜9月)
 モンスーンの時期です。西のボンベイ方面から雨季が始まり、東のカルカッタ方面へと進みます。雨が多い日本の梅雨とは違い、夕方にスコールのような雨が降ります。カルカッタなどでは、水があふれる場所も多くあります。
 この時期でもラージャスタンの砂漠地方には、雨は降りません。

◎アグラ(AGRA, Uttar Pradesh)
 「愛の記念碑」タジ・マハールのある町。デリーから日帰りも可能です。タジ・マハールにシッカンドラ(アクバル大帝の墓廟)、アグラ城、イティマドウ・ウッダウラの墓、アクバル大帝の建てた廃都ファテプール・シクリなどが必見です。いずれもスケールの大きさで旅行者を圧倒します。

◎アジャンタ、エローラ
 「人類の遺産」と評価される紀元前2世紀から7世紀にかけて造られた雄大な洞穴寺院群。アジャンタには29の洞窟があって壁画、彫刻が当時の宮廷生活や仏伝などを詳細に伝えています。エローラには34の洞窟があり、仏教、ヒンズー教、ジャイナ教に分かれています。最も有名なのが山を掘り下げて彫り上げた巨大なカイラーサ寺院。宗教の力に圧倒されます。
 
◎ウダイプール
 人造湖に沿って造られた16世紀の美しい町。ピチョーラー湖畔の宮殿は極彩色のモザイクや鏡細工が見事です。湖中の宮殿は現在ホテルになっています。
 
◎カルカッタ(Calcutta, West Bengal)(コルカタ:KOLKATA)
 西ベンガル州南東部にある同州の州都。ベンガル湾の深奥部、ガンガーのデルタに位置する。17世紀には寒村に過ぎなかったのですが、現在はインド最大の商工業都市となっています。
 産業としては、ジュート製品・加工食品・絹や綿織物・鉄鋼・電気器具・輸送機器・ゴム製品などが生産される。周辺をふくめた都市圏の人口は約1200万人(1997年)。
 中心地区には、イギリス統治時代につくられた公園、優美なビクトリア様式のオフィス・ビルや邸宅がたちならぶ。植民地時代の建物も多く、中でもビクトリア・メモリアルが有名です。インド博物館、植物園、カーリーガート寺院などがあります。
 とにかく人間が多い。実際、世界でも有数の人口密度過密都市である。道は、人でごった返し、さらにそこを満載のバスやリキシャが交叉する。インドを初めて旅行する人にも、いきなりカルカッタはキツイとはよく言われるが、実際、人の多さやクラクションの大合唱に辟易してしまうことだろう。しかし、住宅不足が深刻で、路上生活者や、じゅうぶんな衛生設備のない劣悪な住宅地にくらす人々は数万人にのぼる。
 近代カルカッタは、1690年にイギリスの貿易商チャーノックが東インド会社の交易所をもうけたことにはじまる。1772年にはイギリス領インドの主都となり、1912年にデリーに遷都するまで主都としての地位をたもった。イギリスの支配力が強まるにつれて、カルカッタは活気あふれる港町として、また工業の中心地として発展した。
 カルカッタのある西ベンガル州は、ノーベル文学賞を受賞したランビナート・タゴールやシタール奏者ラビ・シャンカルや映画「大地のうた」で知られるサタジット・レイ監督を輩出している。
 
◎ゴア:Goa
 トロピカルな気候の中にラテン文化とインド文化の奇珍な混合が生んだ新しい町。中世の教会、寺院とヒッピーも集まる自由なムードのビーチが共存しています。首都はパナジの町。鉄鉱石の輸出も多く行われています。
 
◎コーチン(Cochin, Kerala)(コチ:Kochi)
 やし林に恵まれアラビア海に面した港町。内陸部にも水路、ラグーン(入江)が縦横に走るトロピカルで緑の多い町です。
 
◎コナラーク
 人造湖に沿って造られた16世紀の美しい町。ピチョーラー湖畔の宮殿は極彩色のモザイクや鏡細工が見事です。湖中の宮殿は現在ホテルになっています。
 
◎ジャイプール(JAIPUR, Rajasthan)
 町全体がピンクで塗られていて「ピンク・シティ」と呼ばれるおとぎの町。ラジプート族中心の町で宮殿、博物館、珍しい天文台があります。近くのアンペールは11世紀の城下町で、丘の上の城には象に乗って上れます。中の宮殿には大理石細工や繊細な彫刻で飾られた寺院があります。
 
◎チェンナイ(CHENNAI, Tamil Nadu)(マドラス:Madras)
 チェンナイはインド第4の都市で、タミル・ナドゥ州(Tamil Nadu)の州都であると同時に、南インドの玄関口として、主に、スリランカや東南アジアヘの交通の要衝となっています。歴史的には、1639年の英国の東インド会杜が拠点を置いた事に始まります。
 市内で見るものといえば、ドラヴィタ文化や南インドの仏教遺跡からのレリーフや彫刻を展示する州立博物館や、英国東インド会杜の名残とも言える1653年に作られたSt.ジョージ要塞、1680年に作られたSt.マリー教会があります。市の南のビーチは海水浴場になっています。

◎デリー(NEW DELHI, Delhi)
 デリーは、デリー連邦直轄地の中心都市であり、50億を越える人口を抱える国インドの首都である。かつてこの地には、17世紀から19世紀にかけイスラム教であるムガル帝国の首都が置かれていた。当時の城塞などの都市の遺跡はいまもオールドデリーとして残っている。
 18世紀以降、英領インド帝国はカルカッタを首都としていたが、1857年のセポイの反乱以来、イギリスがインドを直接統治することになり、1911年デリーに遷都すると決定するとともに、新しい計画都市としてニューデリーを建設した。これが現在デリーと呼ばれている首都に当たる。
 現在の都市圏の人口は837万5188人(1991年)でボンベイ、カルカッタと並び3大都市に数えられる。ボンベイが経済的な役割を果たしているのに対し、デリーは政治において中心的役割を果たしている。
 ニューデリーは、コンノープレイスを中心とした放射状に道路が走っており、整然としているのに対し、オールドデリーは牛が闊歩し、雑然とした裏通りが広がるインドらしい町並み。日本では「ニューデリー」の名前が広く知られているので2つの町があるように聞こますが、実際は1つの町として良く調和し、活気に溢れています。巨大な赤砂岩の城塞レッドフォートをはじめ多くのムガール帝国時代の遺跡と近代的な大通り、高層ビルなどが重なりあって当時の豊かさと優雅さを連想させます。
 デリーでは、Hindi語を話す人が81.6%、Punjabi語が7.9%、Urdu語が8.4%です。

◎ハイデラバッド(HYDERABAD, Andhra Pradesh)
 ハイデラバッド市は、アンドラ・プラデーシュ州(Andhra Pradesh)の南部にある都市です。デカン高原の中央に位置し、海抜は536mです。デリーのように双子都市で、町の中心にあるフセイン湖を境に、南側の古い町のハイデラバードと北側の新しい町シカンドラバードに分かれます。近年、「大乗仏教ゆかりの大切なところ」として、ダライ・ラマによる仏立像がフセイン湖に建立されました。
 町の北側には、16世紀に建築されたチャール・ミナール(5つの尖塔を持つ塔)や、サラール・ジャング博物館、メッカ・マスジット・モスク(1万人を収容できる)などがあります。町の西には、16世紀から17世紀にかけて栄えたクトゥブ・シャヒ王の「ゴル・コンダ城」があります。
 ハイデラバッド市は、旧ハイデラバッド藩王国の首都で、現在はアンドラ・プラデーシュ州の州都になっています。人口約700万人、インドで6番目に大きい町です。南インドのドラヴィダ文化に近いのですが、ここはイスラムの影響が強い町です。町の建築物は、ペルシャ風のデザインが多いようです。
 現在、ハイデラバッドには、ソフトウェアー技術パーク(Software Technology Parks of India)があり、IT産業の中心地として有名です。ハイデラバッドには、マイクロソフト、オラクル、サンマイクロシステムズを含む、世界中の50社以上のIT関連企業が支部を設置しています。
 アンドラ・プラデーシュ州で使用されている言語は、Telugu語を話す人が84.8%、Urdu語が8.4%、Hindi語が2.8%です。2007年には、国際空港が開港します。
 優れた人材を輩出していることでも有名で、マイクロソフトの社員の約25%がインド人で、そのうちの40%がハイデラバード出身者だと言われています。GE、オラクルなども巨大な研究拠点をハイデラバードに作っています。

◎バンガロール(BANGALORE, Karnataka)
 カルナタカ州(Karnataka)の州都で南インドの中心。マイソール、ベルール、ハレビッドなどへの入口でもあります。高原に位置していて、海抜3,250mであるので、気候も温暖です。
 
◎ブッダガヤ
 ブバネシュワールのすぐ南東、ベンガル湾にある古い町。外壁を飾る彫刻が美しい、馬車の形をした13世紀の「太陽の寺院」で有名です。
 
◎ブバネシュワール(BHUBANESWAR, Orissa)
 オリッサ州の州都。ビンドゥー・サガー湖近くに残る古い寺院群で有名です。かつて7000も存在した8世紀の寺のうち約100が現存しています。中でもリンガラージャ寺院、ムクテシュワラ寺院、ラジラニ寺院が知られています。
 
◎プーリー
 ブバネシュワールに近いベンガル湾に面したビーチ・リゾート。ヒンズー教四大聖地の一つです。
 
◎ベナレス
 現在では、バラナシと呼ばれることが多く、世界に知られたヒンズー教徒の聖地。聖なるガンジス河畔で熱心な教徒が沐浴する風景はおなじみです。郊外のサルナートはお釈迦様が初めて説教されたところです。
 
◎マイソール
 マイソール王国の都。マハラジャの広大な宮殿が有名です。郊外にはマハラジャの別荘がホテルに改装されたラリタ・マハール・パレスがあります。近くにランガナティット一鳥類保護区とスリランガパトナの城塞跡があります。
 
◎マドゥライ
 ミナクシ寺院で知られる町。高くそびえ立つ9つのゴブラム(塔)や千本柱の広間などがあります。ゴブラムの全壁面を覆う彫刻が印象的です。
 
◎ママラプラム
 ベンガル湾沿いに新しく開発されたビーチ・リゾート。7世紀に建てられた「海岸寺院」も有名です。
 
ムンバイ(MUMBAI, Maharashtra)(ボンベイ:Bombay)
 ムンバイ(ボンベイ)はマハーラーシュトラ州の州都で都市圏の人口は1259万6243人(1991年)を誇る。ヒンドゥー教至上主義により、都市の正式名称をムンバイに改称。アラビア海に面したインド最大の貿易港で、その取引量はインド全体の半分を超える。驚くべきことに、ムンバイの地価は東京やニューヨークと肩をならべると言う。しかし、新宿やマンハッタンのような都市を想像してもらっては困る。中心には多少背の高いビルがあり、ビクトリア様式の建物があるが、少し外れると路上生活者が腰巻き一つで働き、牛が我が物顔で闊歩しているのだ。
 ムンバイは元々7つの島だったが、イギリスの植民地として東インド会社の本社が置かれるとともに、埋めたてられて半島化した。綿織物工業の重要拠点として発展し、現在は世界有数の経済拠点となっている。流通や工業、映画産業も盛んであり、特に映画は世界最大の製作数を誇る。そういう訳で”インドのハリウッド”と呼ばれることもある。
 植民地風の建物や近代的な高層ホテルの多い大商業都市です。西海岸唯一の貿易港で、市の北部には海水浴場もあります。






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