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更新日:
2019年5月4日
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国名:オランダ王国
Kingdom of the Netherlands
正式国名は、「ネーデルランド王国」です。
国名および通称はオランダ語で「Nederland(ネーデルラント)」で、これは「低地の国」、「低地地方」を意味する普通名詞に由来するため、基本的に定冠詞をつける必要がある。通称の「Nederland」は、オランダ王国の欧州における国土を意味するため単数形で、正式名称に使われている「de Nederlanden」は、海外領土を含めた概念のため、複数形になっています。
俗称の「Holland(ホラント)」はアムステルダム、ハーグ、ロッテルダム、デルフトといったオランダの北西部を指す言葉です。スペインの支配に対して起こした八十年戦争で重要な役割を果たしたホラント州(現在は南北2州に分かれる)の名に由来し、固有名詞であるため冠詞が付かない。
八十年戦争とは1568年から1648年にかけて(1609年から1621年までの12年間の休戦を挟む)ネーデルラント諸州がスペインに対して反乱を起こした戦争で、これをきっかけに後のオランダが誕生したため、オランダ独立戦争と呼ばれることもあります。
公式の英語表記は「the Netherlands(ザ・ネザーランズ)」で、形容詞および名詞形の「Dutch(ダッチ)」は、元来、「ドイツ(Duitsch)」を指し、支配から脱した17世紀以降オランダ(人、語)を意味するものに変わっていったことに由来しています。ただし、歴史的に英蘭間で貿易や海外進出を巡って激しい競争と対立が発生したことから、侮蔑の意味合いが含まれることもあるようです。
日本語の表記はオランダで、漢字表記は「和蘭」、「和蘭陀」、「阿蘭陀」、「荷蘭陀」、「荷蘭」、「尼徳蘭(ネーデルラントの音訳)」などと表記され、「蘭」と略されます。由来は、ポルトガル語表記の「Holanda」が、戦国時代にポルトガル人宣教師によってもたらされたことによります。
首都:アムステルダム(Amsterdam)
政治の中心はデン・ハーグ(Den Haag)
面積:41,864km2(九州とほぼ同じ大きさ)
41,528km2(ヨーロッパ本土のみ)
正式な「オランダ王国」は西ヨーロッパに位置するオランダ本土と、カリブ海領域にある蘭領アンティル諸島並びにアルバ島から成りますが、普通「オランダ」と言えばヨーロッパのオランダ本土を指します。
人口:1,718.4万人(2017年12月、オランダ中央統計局)
1,721万人(2018年)
アムステルダム:85万人(2018年)
民族:ゲルマン系オランダ人:77.4%、トルコ出身者:2.3%、スリナム出身者:2%、モロッコ出身者:2.3%、アンティル・アルバ出身者:0.9%、そのほか:15.1%(2017年、オランダ国籍者だけではなく、オランダ全人口の出身国の割合)
言語:オランダ語
宗教:キリスト教(カトリック24.4%、プロテスタント15.8%)、イスラム教(4.9%)、ヒンズー教(0.6%)、仏教(0.5%)、無宗教・その他(53.8%)(2015年、オランダ中央統計局)
◎国旗
赤は国民の勇気、白は信仰心を表し、青は祖国への忠誠心を表している。
◎国歌
ヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエ(オランダ語: Wilhelmus van Nassouwe)(1932年制定)
「ヴィルヘルムス(Wilhelmus)」と略されることもあります。
「ヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエ」とは、八十年戦争の指導者で現オランダ王家オラニエ=ナッサウ家の始祖でもあるオラニエ公ウィレム1世のことです。
◎政治体制(2019年4月)
政体 :立憲君主制
元首 :ウィレム・アレキサンダー国王陛下(Willem-Alexander Claus George Ferdinand)
議会 :二院制(第2院(下院)150議席、第1院(上院)75議席)。第2院に法案、条約の先議権がある。
オランダは議会制度を持つ立憲君主国で、政府は女王と閣僚によって形成されています。歴史上の理由から政府はハーグに置かれています。
・主要閣僚
(1)首相:マルク・ルッテ(VVD)
(2)外相:ステフ・ブロック(VVD)
◎内政(2019年4月)
2013年4月30日,ベアトリックス女王陛下は退位し、ウィレム・アレキサンダー新国王陛下が即位した。女王陛下の退位式及び新国王陛下の即位式は、同日アムステルダムにて行われた。
2017年3月15日に実施された下院選挙の結果、ルッテ首相率いる自由民主国民党(VVD)は議席数を減らしつつも他党を引き離して第一党の立場を維持した。他方、前連立与党の労働党は議席を大幅に減らして歴史的敗北を喫した。
その後、連立組閣交渉を経て2017年10月26日、自由民主国民党(VVD)、キリスト教民主同盟(CDA)、民主66党(D66)及びキリスト教連合(CU)の4党連立による第三次ルッテ内閣が成立した。同内閣の連立組閣交渉に要した日数は225日で戦後最長記録を更新する結果となった。
◎外交基本方針(2019年4月)
欧州共同体(EC)の原加盟国の一つであり、欧州統合の推進役。EUの発足を定めたマーストリヒト条約のとりまとめにも重要な役割を果たしました。
NATOの一員として米欧同盟を常に強力に支持し、対米関係も重視。イラク戦争時は米英を政治的に支持し、イラク南部に約1,300名の部隊を派遣しました。
国連等の場での国際協調を重視し、国際平和協力、開発などの分野に積極的に関与し、国際社会の平和と安全に寄与しています。また経済外交や軍縮・不拡散も積極的に推進しています。
2011年以来、アフガニスタン北部へ警察訓練任務のため部隊派遣(全体で約545名)し、2014年6月末に任務終了(2015年1月以来、NATOミッション(Resolute Support)に約100名の要員を派遣)しています。2014年4月以降は国連マリ多角的統合安定化ミッション(MINUSMA)に約450名の要員と戦闘ヘリ4機及び輸送ヘリ3機を派遣、2017年には要員を約290名に縮小(~2019年4月末)する予定です。2014年9月、ISILに対するイラク国内での軍事行動のためF16戦闘機6機及び予備機2機と要員380名を派遣することを決定しました。2015年10月からはF16戦闘機4機及び予備機2機と支援要員200名を派遣(2016年6月終了)、イラク国内での軍事訓練支援では訓練要員約200名を派遣(2018年末までの予定)しています。
◎軍事力
予算:約92億ユーロ(2018年、ミリタリーバランス)
兵役:1997年以降徴兵制を停止し、志願制となる。
兵力:軍人:約4.0万人(2018年、ミリタリーバランス)
予備役:約3千人(2018年、ミリタリーバランス)
◎経済
・主要産業:卸売・小売業、製造業(食品・飲料加工、化学・薬等)、医療・社会福祉業等(2017年GDPベース)
・GDP:8,322億ドル(2017年)(2018年10月、IMF)
・一人当たり名目GDP
48,555ドル(2017年)(2018年10月、IMF)
・経済成長率:
-1.0%(2012年)
-0.1%(2013年)
1.4%(2014年)
2.0%(2015年)
2.2%(2016年)
2.9%(2017年)
・物価上昇率:
3.3%(2012年)
1.3%(2013年)
-0.1%(2014年)
0.5%(2015年)
0.7%(2016年)
1.2%(2017年)
・失業率:
5.8%(2012年)
7.3%(2013年)
7.4%(2014年)
6.9%(2015年)
6.0%(2016年)
4.9%(2017年)
◎総貿易額
輸出:
4,674億ユーロ(2017年)(2018年11月、オランダ中央統計局)
輸入:
4,089億ユーロ(2017年)(2018年11月、オランダ中央統計局)
◎主要貿易品目
輸出:
機械・輸送機器類、化学製品、食品・動物等(2017年)(2018年11月、オランダ中央統計局)
輸入:
機械・輸送機器類、鉱物性燃料、雑製品等(2017年)(2018年11月、オランダ中央統計局)
◎主要貿易相手国
輸出:
ドイツ、ベルギー、英国、フランス、米国(2017年)(2018年11月、オランダ中央統計局)
輸入:
ドイツ、ベルギー、中国、米国、英国(2017年)(2018年11月、オランダ中央統計局)
◎経済概況(2019年4月)
欧州債務危機の影響により脆弱な経済成長率であったが、財政支出削減等により2014年から継続的にプラスで推移している。高水準で推移していた失業率は減少傾向にある。
◎在留邦人数
9,223人(2017年10月1日、外務省統計)
◎在日オランダ人数
1,351人(2017年12月、法務省統計)
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