Mumbai(Bombay)
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更新日:
 2008年1月24日



◎MUMBAI(BOMBAY)
 ムンバイ(ボンベイ)は、インド西部マハーラーシュトラ州の州都。都市周辺を含めると人口は、1,257万人(1991年)。
 ムンバイは原住民のコーリー漁民が崇拝していたパールバティー女神の化身ムンバにちなむ。
 
◎気候1
ボンベイは熱帯モンスーン気候、大きく4つの季節があります。
 
3月〜5月:夏
 日中は最高気温は40℃近くまで上がります。夕方になるとどこからともなく多くの人々が海辺に集まり夕涼みしています。
 
6月〜9月:モンスーン
 ほぼ毎日雨が降ります。湿度が高くなりジメジメしていますが、気温も下がり比較的涼しく感じます。
 
10月〜11月:夏
 セカンドサマーと呼ばれ、暑さがまいもどってきます。最高気温も35℃ぐらいです。
 
12月〜2月:冬
 一年中で一番過ごしやすい季節です。ちょうど日本の秋のような季節です。朝夕は長袖がほしいときもあります。
 
◎気候2
 ボンベイの気候は熱帯モンスーン。雨期(6月〜9月)と乾期(10月〜5月)の二期に分かれる。
 6月の初め、突然の雷とともにモンスーンが始まる。この頃になると木々や大地だけでなく、人々もモンスーンの訪れを今日か明日かと待ちわびる感じだ。
 私も我が家のテラスで、遠くから徐々に近づいてくる雷雲をドキドキしながら眺め、シーズン最初の雨を、しぶきを浴びながら歓迎したものだ。
 ほぼ9ヶ月ぶりに降り注ぐ雨は、あっという間に木々や大地に吸い込まれていく。建物や葉に積もった埃を洗い流し、雨が去った後の街はとてもさっぱりして見える。
 実際、このモンスーンの雨は、自然界にとっても、街にとってもまさに恵みの雨。からからに乾いた大地は、乾期9か月分の喉の渇きを癒さなければならないし、乾燥しきって埃かぶった街は、この雨で年に一度の大掃除をしてもらうからだ。
 モンスーン中、雨は一日に数度、集中的に、それこそバケツをひっくり返したかの様に激しく降る。降り始まると、もう傘など何の役にも立たない。上から叩きつける雨の重みで支えきれなくなるし、横殴りの激しい風のために、傘をさしていてもずぶ濡れになってしまう。日本でいうと、台風の時の風雨のような感じだ。
 日に何度か暗雲が上空に立ち込め、このように激しい雨を15分ほど降らすとまた去っていく。雨が上がったあとも、空はどんよりとしていて、雨期の間はまず、お日様を見ることはほとんどない。雨期の始めは、それまでのぎらぎら照りつける太陽から解放され、ほっと一息という感じだが、この状態が3ヶ月近く続くので、雨期の後半は重苦しい空の毎日に気分まで滅入る。さすがに太陽が恋しくなったものだ。
 前にも書いた通り、私たち人間の飲み水もこの雨期に降る雨水が頼りだ。日本同様、ダムのある地域に順調に雨が降り注いでくれないと、間も無く断水の問題が出てきてしまうのだ。ただしこの恵みの雨も、コンクリートジャングルの市街地に連日台風並みに降ると、雨水はたちまち行き場を失い、道路はどぶ川状態になった。
 日本のしとしとと降り続く静かな梅雨の雨と大きく違い、ボンベイのモンスーンによる雨は、ごうごうと唸る荒々しい風を伴っていて、窓ガラスや地面に大きな雨粒がぶつかる音でとても騒々しい。
 うっかり窓を開け放して置いたら、それこそ部屋の中は水浸しだ。ガラス窓を閉めてあっても、インドの窓は日本のサッシのように気密性が良くないので、端の方からぴちゃぴちゃと雨水が吹き込んできた。
 それにこの時期は湿度100%、気温30℃以上で非常に不快だ。日本から持ってきた除湿機を稼動させると、ものの数時間で受け皿が水で溢れる。石を敷いた床は常に湿った状態で滑りやすい。お客様にお出しするお茶菓子も、並べたらすぐに食べて頂かないと、見ている前でどんどん湿気てしまう。
 カビや細菌が繁殖するのに絶好の環境で、1年中で最も不衛生な時期とも言える。何にでもカビが生える。クローゼットにしまっておいたバックの皮の持ち手に緑色のカビがびっしり生えたこともあった。
 それに、マラリア、デング熱、ペストといった恐ろしい伝染病が発生するのもこの雨期と関係が深い。食中毒にも、普段以上に気を使った。
 さて、9月後半、徐々に太陽の光が舞い戻り、激しい雷とともにモンスーンが終わりを告げると、10月から5月までは乾期が続いた。
 乾期の間に暑さのピークが2回訪れる。4月、5月のファーストサマー(最初の夏)と10月のセカンドサマー(2度目の夏)である。毎日38℃位まで気温が上昇し、インドらしいぎらぎらした天気だ。
 ボンベイにいた頃は、2度の夏、特にファーストサマーの暑さに閉口していたが、日本に戻ってみたら日本の暑さにもっと閉口した。
 確かに気温だけ比べたら、最高気温はボンベイの方が多少高いかもしれない。でもボンベイは海風が良く吹くし、風も乾いていて涼しさを十分運んできてくれる。日陰に入ればホッと一息つける。それに比べ、連日34℃で湿度80%、しかし無風、なんていう日本の夏の方が、私には厳しく感じる。風通しの悪い狭い日本の家は、熱帯夜もインド以上に辛い。
 その暑さも12月から2月にかけては一段落つき、日本の初秋のようなさわやかで過ごしやすい時期となる。最高気温が30℃を切り、朝晩は半袖1枚では肌寒い。エアコン無しで十分過ごせる気候だ。明け方には薄い羽根布団が丁度心地良く、よく眠れたものだ。この頃がボンベイの1年を通して最も快適な季節。ゴルフをするにもテニスをするにも本当に気持ちが良かった。
 こうして、ボンベイの気候は大きく分けると雨期と乾期。雨期なら、今日も雨、明日も雨。乾期なら、今日も晴れ、明日も晴れ。雨期以外は曇る事も、ましてや雨が落ちる事もない。単純でとても分かりやすく、「天気予報なんて必要なし!」だ。
 
◎テレビ事情
 ボンベイでは各家庭にケーブルテレビがきており、30チャンネルぐらいの番組が放送されています。ヒンディー語の番組と、衛星放送による英語の番組が中心です。CNNやBBCのニュースやスターTV、ESPNのスポーツ番組、また、映画中心の番組や「トムとジェリー」や「ポパイ」などアニメ中心の番組もあります。すべて英語ですので、日本の番組はビデオで見ています。日本から送ってもらったり、友達から借りたりしています。ついにこの4月から日本のNHK放送が見られるようになりました。




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